『サザエさん』磯野家で「ニホン」か「ニッポン」か論争勃発! 「日本」の読み方とは…

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更新日:2020/2/21

『アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)

 1月26日に放送されたアニメ『サザエさん』では、「日本」の読み方が“ニッポン”なのか“ニホン”なのか磯野家で話題に。視聴者の間でも意見が割れたようだ。

 そのエピソードは、作品No.8046 「タラちゃんのおべんきょう」。一般的に2~6歳くらいの子どもに訪れる、どんなことにも「なんで?」「どうして?」と質問ばかりする時期、通称“なぜなぜ期”に突入したタラちゃん。「しっかり答えないと」と意気込むサザエだったが、ある日の八百屋さんでタラちゃんから「どうしてミカンは網に入ってるですか?」と聞かれると「そういえばそうよねぇ」と答えに詰まってしまう。八百屋さんから「赤い網に入れると、オレンジ色が奇麗に見えるんだよ」と教えてもらい、親子で新たな知見を得たものの、サザエは「人に物を教えるには物知りじゃないとダメね」と意気消沈してしまう。

 そんな折、波平はタラちゃんのために図鑑セットを購入。その夜、タラちゃんとともに動物図鑑のページをめくる波平だったが、「キリン」のページで「ん? ほう…」と手がとまる。説明文を読んだ波平は、「キリンは立ったまま眠るのか! しかも1日に20分ほどしか眠らないらしい」と54歳にしてキリンの生態を知ると、その後はタラちゃんそっちのけで図鑑にすっかり夢中に。

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 呆れたタラちゃんはサザエのもとに避難するも、サザエもまた食い入るように図鑑を眺めて「へぇ 5mmより大きいのが“ひょう”で、それより小さいのが“あられ”。知らなかったわ」と独り言を言う始末。ふてくされるタラちゃんをよそに、ワカメも「私も(タラちゃんに)教えられるように勉強するわ」と言い出すなど、なぜか磯野家みんなの勉強意識が高まっていく。

 そんな空気を察知したカツオは、ある“作戦”を考案。それは、大人たちに難解な漢字の読み方を聞いて回り、論争が繰り広げられている間に遊びに出かけてしまおうというもの。カツオの作戦は見事成功し、「日本」の読み方について“ニッポン”派の波平・フネと“ニホン”派のマスオ・サザエでやいのやいの言い合う事態に発展。「これで30分遊べるぞ」と笑顔で部屋を飛び出したカツオだったが、そこに「カツオ兄ちゃん 教えてくださ~い!」とタラちゃんに捕まってしまうのだった。

 実際のところ、“ニッポン”も“ニホン”もどちらも正解。一説では、若い人ほど“ニホン”と読む傾向が強いといわれているようだが、「どちらか一方に統一する必要はない」とされている。

 視聴者からも「日本」の読み方について、「どちらも正解 日本語って難しい」「千円札にはNIPPONって書いてあるな」「にっぽんorにほんorひのもと」「どっちとも読むけど、 どっちが正しいか論争になりそうだね」「もうググりなさい」「正式には日本だぞ」などと様々な反応があがっている。

 今週の「サザエさん」は、原作者・長谷川町子先生の生誕100周年を記念して1時間スペシャルが放送される。18時になったらテレビの前に集合だ!