あきらめるのはまだ早い!40代からでもいい波に乗れる、サーフィン最短上達法

スポーツ・科学

2020/2/29

『40代からでも波の乗れる はじめてのサーフィン』(市東重明/KADOKAWA)

 東京2020の追加種目として注目が集まるサーフィン。そして今、大人の趣味としてもサーフィンが注目を集めている。40代や50代になると仕事に家庭に、また金銭的にも余裕ができ、カッコいい趣味やライフスタイルを模索するようになる。大人の趣味といえば定番はゴルフだが、別の楽しみを探している人も多いことだろう。そこで選択肢のひとつとして出てくるのがサーフィンだ。

 サーフィンは活発なフィットネスなため、健康維持にもひと役買う。またアンチエイジングに大変効果的で、実年齢より若く見えることがサーファーのひとつの特徴。

 サーフィンには大きく分けて2種類のカテゴリーがある。波に乗る楽しみを求めるライフスタイルとしてのサーフィンと、コンテストで人と競う競技サーフィン。オリンピック正式種目になった現在、ちまたでは競技として盛り上がっているが、ライフスタイルとしてのサーフィンも今、勢いを増している。

「サーフィンをはじめてみたい」
「若い頃にやっていたサーフィンにもう一度挑戦したい」
「万年初心者からもうそろそろ抜け出したい」

 そんな大人のために、サーフィンの最短上達術をまとめた実用書『40代からでも波の乗れる はじめてのサーフィン』(KADOKAWA)が発売された。

 解説するのは、プロサーファーでサーフレッスンのスペシャリストとしても知られる市東重明プロ。サーフィンの最短上達につながる基本にフォーカスし、サーフィンをはじめるにあたって必要になる知識やテクニックをシンプルに解説している。

 どんなスポーツでも仕事でも基本が大切。どこかを飛ばして先回りすると、必ず途中でつまづいて初期段階から学び直さなければならない。大人の趣味として「サーフィンをたしなむ」ために、まずは基礎から徹底的に学んでみよう。ここでは、「いざサーフィンしようと思い立っても、どうしていいかわからない……」。という人のために、本書の中から『はじめる皆の共有のナゾ』の一部をご紹介する。

Q:道具はどこで揃えられるの?

A:サーフショップ、量販店、インターネット

 サーフィンをはじめるために最低限必要なものはサーフボード、リーシュコード、ウェットスーツ、ワックス。これらの道具を揃えるには、サーフショップ、量販店、インターネットのいずれかを利用できる。サーフショップ、量販店に共通するメリットは、接客してもらえること。自分のレベルを伝えれば、数あるギアの中から最適なものをセレクトしてくれるはずだ。一方、インターネットでは手軽に手に入るというメリットがある。でも自分に合わないものを選ぶ確率も高まってしまう。特にサーフボードは細部のデザインが機能に直結するため、画面だけでは判断しきれないことが多い。自分に合う道具を選ぶためには、お店に足を運んでアドバイスを受けることをオススメしたい。

Q:やっぱりサーフィンのシーズンって夏?

A:オールシーズン。季節ごとの波を楽しもう

 サーフィンは夏がシーズンというイメージがあるが、オールシーズン楽しめる遊び。季節ごとの気象条件によって、波が立ちやすい場所や波質自体が変わってくる。日本ではパワフルな波が立つ夏から秋の台風シーズンがメインだが、その他のシーズンでも四季折々の良い波が立つ。自然のリズムによっていろいろな波に出会えるということもサーフィンの醍醐味のひとつ。

Q:泳げなくてもサーフィンして大丈夫?

A:まずは無理のないコンディションで。リーシュコードの安全確認も必須

 もちろん泳げるに越したことはないが、サーファーの中には泳ぎが苦手な人もいる。でも自分のレベルを超えたコンディションでは海に入らないということが絶対条件だ。初心者のうちは最大でも腰程度までの小さな波で練習したほうがいいだろう。もうひとつ大事なのはリーシュコード。サーフボードと自分をつなぐリーシュコードがあれば安心だが、絶対に安全ではない。ヘタリや亀裂がないかマメにチェックをして、少なくとも1年に1回は交換しよう。

Q:自分に合ったサーフボードはどう選ぶの?

A:初心者は、安定感のある長めのサーフボードが正解

 サーフボードを選ぶときに重要なのは、自分がどんなサーフィンをしたいかということ。その目安としては、アクションをしたいなら動かしやすい短めのサーフボード、ゆったり乗りたいなら安定感のある長めのサーフボードを選ぶといい。サーフィンをはじめたばかりの初心者の場合は、ある程度の長さとボリュームがあるサーフボードに乗ることが上達への近道。サーフボードに十分な浮力があれば、波を掴みやすく乗ったあとも安定感を保つことができる。初心者のうちから中・上級者が乗るような軽めのショートボードに乗ると、テイクオフすらままならずサーフィンがつまらなくなってしまうことにもなりかねない。レベルと体格に合ってないサーフボードは上達を遅らせてしまう。

サーフィンの基本的な流れ

 サーフィンは波ありき。テクニックも大事だが、それ以上に波の良し悪しがライディングを左右する。海についたら、いくつかのサーフポイントを移動しながら、自分が楽しめそうな波を探そう。はじめはくれぐれも無理なコンディションは避けること。ポイントを決めたら着替えて準備運動を行う。海の中は陸とは別世界。はやる気持ちを抑えて、心と体の調子を十分に整えよう。そしていよいよ海の中へ。海には波があって、潮の流れもある。沖に出るときも、波に乗るときも「海の動き」を感じながら、リズムに合わせることを意識したい。

 サーフィンは難しそうだが、じつはとてもシンプル。正しい知識を学んで、基本動作を忠実に行うことこそが最短上達の秘訣。

 サーフィンはひとりでもはじめられる。まずは興味にまかせて、海に行くことからはじめてみよう。きっとそこには、人生を変える素晴らしい世界が待っているはず。

【著者プロフィール】
市東重明(しとうしげあき)
1975年、千葉県生まれ。15歳でサーフィンに出会い、アマチュア時代に千葉県代表として全日本サーフィン選手権大会に出場。22歳でプロ資格を獲得し、国内外の試合を転戦する。その後、ライフスタイルとしてのサーフィンを提案するべくフリーサーファーに転向。雑誌などのメディアで発信を続けながら、サーフボードブランド「Lazy Boy Skill」代表としてサーフィンの幅広い楽しみを伝えている。どんなサーフボードでも操るオールラウンドなプロサーファーとして活躍する、日本のサーフィン界で唯一無二の存在。千葉・九十九里にある自身のサーフショップ「LBS gallery」で開催する、サーフィンを最短上達に導く「市東道場 プレミアムサーフレッスン」は、常に予約で埋まるほど絶大な人気を誇る。

この記事で紹介した書籍ほか