むくみ取りはダイエットに必須! 一瞬でマイナス3cm!? 寝たままで足を上げる、動かす、細くなる!【連載第2回 昼にできるむくみ取り編】

健康・美容

公開日:2020/3/19

『むくみ取り筋トレ』(高稲達弥/KADOKAWA)

 なぜやせないのか? ダイエットに悩む方の切実な疑問です。『むくみ取り筋トレ』(高稲達弥/KADOKAWA)は、やせない理由をこう言います。

むくんだままだと、なかなかやせません。

 筋トレをするにしても、むくみを取ってからのほうが、ボディメイクをしやすいのだと説明します。同書ではダイエット成功のために、むくみにくい体質へと改善する方法を紹介しています。

 その中から本連載2回目は、仕事中や家事の合間など、昼にできる簡単なむくみ筋トレを紹介します。食生活にも気を配っていくことも、むくみにくい体質への第一歩です。

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塩分・糖分のとりすぎもむくみの原因に

 塩分と糖分のとりすぎも、むくみの原因のひとつです。味つけの濃いものを食べたり、甘いジュースや炭酸を飲んだりしていると、体が必要としている以上の塩分や糖分をとっている場合も。外食が続いたり、市販のお弁当やお総菜ですませたりしても、塩分や糖分をとりすぎてしまいがちです。スクワットポーズでリンパ節を刺激しながら脂肪の燃焼を促してみましょう。

【ロースクワット】

 足を腰幅の倍くらいまで大きく開き、足先は45度くらいに開く。両手を上げて足と同じくらいの幅に開き、背筋を伸ばしたまま、お尻をうしろに突き出すようにして腰をできるだけ低く下ろす。踵を上げず、この姿勢で1分間静止。腰を上下や左右に軽く動かしてもよい。

手を上げて脇腹も伸ばす。足先は45度に開いて

昼にその場でできる基本スクワット

 スクワットの魅力は大臀筋(だいでんきん)、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、ハムストリングス、ヒラメ筋などの下半身の筋肉が総合的に鍛えられることです。ここではオーバーハンドワイドスクワットを紹介します。

【スクワット】

1、足を腰幅の倍くらいまで大きく開き、両手を上げて足と同じくらいの幅に開く。

背骨は伸ばしたまま、まっすぐ立つ

2、背筋を伸ばしたまま、お尻をうしろに突き出すように腰を下ろして膝を90度に曲げる。単に膝の屈伸ではなく、股関節を折りたたむような感じで。

背筋を伸ばしたまま、うつむかず、視線は前へ。床と太ももが平行になるように上体を落とす。膝はつま先より前に出ないようにする

POINT
オーバーハンドワイドスクワットはお尻まわりを鍛えるのにもおすすめ。また、手を上げることによって背筋も鍛えられます。

食習慣や生活習慣をかえるときは少しずつ。体も動かすように心がけて

 塩分や糖分が血液中に増えると、水分が必要となるようです。とりすぎて多くなった水分が血管から漏れ出ると、むくみの原因につながるのだとか。食事の味つけが濃くなりすぎないよう注意しましょう。また、ストレスによってリンパの働きが悪くなると、むくみの原因に。できるだけストレスを受けない環境をつくるように意識することが大切なようです。

 むくみの原因でもあるストレスになってはいけないので、食べ物も運動も生活習慣も急にかえるのではなく、できることから少しずつしていくということが大切です。

 筋肉量が多いと体温が高くなり、リンパ管の働きが活発になるので、むくみにくい体になるそうです。できるかぎり活動的に動くことを心がけましょう。

むくまない食事の味つけはなるべく薄味で

 むくみの原因となる塩分を控えるために、食事の味つけは濃すぎないようにすることが大切だと同書はいいます。濃くないとおいしくないという味覚になっていると、本当にお腹がすいているのか、のどが渇いているのかわからなくなるのだとか。味覚を正常に戻せば濃すぎる味つけの物は避けるようになります。糖分のとりすぎもむくみの原因に。どうしても食べたいときには、ハイカカオのチョコレートにしたり、はちみつやメイプルシロップにしたり、なるべく糖分の低いものにしてみることがいいようです。

 今日のランチは、少し塩分を控えてみてはいかがでしょうか? 甘いものも、白砂糖から糖分の低いものに置き換えるだけでも、むくみの対策になるのだとか。今回紹介した「むくみ取れ筋トレ」は立ったままその場でできるので、体を動かしたいときにおすすめです。

文=岡﨑灯子