365人の叡智が詰まったスープとパンorおにぎりで“スープ弁当”デビュー!

暮らし

公開日:2020/3/13

『365日のスープ 365人の「とっておきレシピ」をあつめました』(macaroni/KADOKAWA)

 人気ライフスタイルメディア、「macaroni」で1年間配信された連載企画「365日のパンとスープ」を1冊にまとめた『365日のスープ 365人の「とっておきレシピ」をあつめました』(macaroni/KADOKAWA)。365人のインスタグラマー・料理家考案の個性豊かなレシピが満載の本書。おすすめのスープ活用法は“お弁当”だ。

スープジャーに入れてお弁当に

春野菜とあさりの塩スープ(p.111)

 スープをお弁当に……というと、あまりピンとこない人も多いだろう。筆者もそのひとり。ひと昔前はお弁当にスープを持ってくる人はあまりいなかったように思う。そもそも、スープを持ち運ぶ手段が水筒くらいしかなかった。

 水筒は本来水やお茶など、飲料を入れるものだ。飲み口(注ぎ口)が小さく、具が入ったスープを飲むのはなかなか難しいし、水筒の小さいフタでスープを飲むというのもなんというか見た目的にテンションが上がらない…。

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 しかし、最近では“スープジャー”なるものが登場。スープを持ち運ぶことに特化した容器だ。保温性はもちろん。スープの具をしっかりとれるように、ふつうの水筒よりも径が広くなっているのだ。種類やデザインも豊富なので、お気に入りのものを探してみるとよいだろう。

スープにおにぎりorパンでOK

カレー風味ポトフ(p.239)

 食材を切って鍋に入れて煮るだけ。放っておいてもおいしくなるその手軽さがスープの大きな魅力のひとつだ。前日に作っておいて、翌朝あたためてジャーに移すだけでいいので時短にもなる。

 さまざまな具材が入ったスープなら、野菜や肉もしっかりとれる。パンやおにぎりを一緒に持っていけば栄養バランスも整い、腹持ちもよくなる。もっと楽をしたい! という人はパンやおにぎりをコンビニで買ってもいいだろう。

栄養たっぷり、体も温まる

具だくさんラタトゥイユ風スープ(p.160)

 野菜などは、煮込むことでカサが減るので、サラダや炒めものよりも多くの量を簡単にとることができる。野菜やきのこの栄養素のなかには、水に溶け出してしまう(水溶性)ものがある。焼いたり茹でたりすると、せっかくの栄養を逃してしまうこともあるのだ。しかし、スープなら栄養が溶け出した煮汁も一緒に食べることができる。もちろん、うまみもたっぷり出ているので味もよくなる。

 また、温かいスープを飲めば体が温まり、温まった状態を維持してくれるという実験結果も。体の冷えはさまざまな不調につながる。冬だけでなく、エアコンで体が冷えがちな夏も、スープでポカポカをキープしよう。

 手軽でヘルシー、いいことづくしの“スープ弁当”。本書はタイトル通り365ものメニューが掲載されているので、毎日スープでも飽きがこない。この春から、スープでお弁当デビューをしてみてはいかがだろうか。

文=mao