「引きこもり生活」は、首痛・肩こりを促進する!? 10秒で痛みが取れる解消法とは

健康・美容

公開日:2020/3/14

肩こり・首痛完全解消! 10秒胸椎のばし』(酒井慎太郎/KADOKAWA)

 新型コロナウイルス対策により、「なるべく家で過ごす」という方々も多いはず。普段よりものんびりできるから、体はラクになっている…かと思いきや、肩こりや首痛が悪化している方はいませんか?

 延べ100万人もの患者さんを施術してきたゴッドハンド・酒井慎太郎氏によると、関節は「動かさない」ことによってサビつき、そのせいで体のバランスが崩れ、さまざまな部位に痛みやこりといった症状があらわれるのだと言います。そして、肩こり・首こりは、じつは「胸椎」と呼ばれる背骨(脊柱)が固まってしまい、本来の働きができずに機能不全に陥っているからだとか。では、その機能不全を、どうしたら元に戻すことができるのでしょう?

 答えは、1回10秒でいいので「のばす」こと。

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 引きこもりがちなこのご時世、酒井氏の著書『肩こり・首痛完全解消! 10秒胸椎のばし』(KADOKAWA)から、1回10秒でできる酒井式「肩こり・首痛完全解消法」をご紹介します。

「テニスボール胸椎のばし」は、ストレートネックやねこ背にも効果あり!

 胸椎が機能不全に陥るいちばんの原因は、“頭が前へ出る”と“背中が後ろへ丸まる”の2点です。「テニスボール胸椎のばし」では、この2点を矯正していきます。つまり、頭を後ろ方向へシフトさせ、背中を前方向へシフトさせることによってストレートネックやねこ背を矯正していくのです。

 矯正には“2個つなげたテニスボール”を用います。


 これを背中の肩甲骨の間に当て、床に仰向けになるのです。


 また、同時に指であごをグッと強く押し込んでいきます。すると、テニスボールからは胸椎を前方向へ押し戻す力が加わり、あごからは頸椎を後ろ方向へ押し戻す力が加わります。


 これを日々習慣にすることで、背骨が正しい位置に戻り、胸椎の機能が回復していくわけです。

時間は10秒から、長くても1分まででいい

 時間は10秒からスタートし、徐々にのばしていってもかまいません(1分まで)。はじめは痛く感じたとしても、慣れると気持ちよくなるはず。そしてその頃には、首や肩、背中などの症状も消え、体が軽快に動くようになるでしょう。すなわち、それが胸椎の動きが回復した証拠なのです。

<注意点>
・息を止めることなく、普通に呼吸をしながら行ってください。
・“胸椎の動き”を意識しながら行ってください。
・高血圧、心臓病、脳血管疾患などがある方は、医師に相談のうえ行ってください。