役者陣の渾身の演技が人間の本質を照らす。吉田修一原作の映画『楽園』が描くものとは

エンタメ

2020/4/1

 これまでも『悪人』『怒り』などの小説が、重厚な映画となって世に送り出されてきた作家・吉田修一。昨年、彼の小説である『犯罪小説集』のうちの二編を原作にした映画『楽園』が公開された。こちらも凄みのある雰囲気で、人間の業や”生きるとは”という問いを深く抉った一作だ。わかりやすい希望や明るいラストは描かれないが、かといって... 続きを読む