『サザエさん』カツオが“ガチ詐欺行為”をやらかす「逮捕案件ですよ」

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公開日:2020/4/12

『アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)

 4月4日に放送されたアニメ『サザエさん』では、カツオがマスオに“詐欺行為”をはたらいたことが話題に。視聴者からは「ただの詐欺師で草」「流石に常軌を逸してる」などとツッコミの声が多くあがっている。

 そのエピソードは、作品No.8085「ぼくのコレクション」。ある日、カツオは友人から“ウマい”お小遣い稼ぎの話を聞く。それは、ロングヘアーの女性の髪の毛を「ダービー馬の尻尾だ」と偽って、競馬ファンに売りつけるというなんとも姑息なもの。やれやれと呆れるカツオだが、早速サザエとマスオで実践してみることに。

 帰宅後、サザエから髪の毛を貰うと、それを立派な額縁に入れて“希少価値”感を演出。カツオは、帰宅したマスオに「友達のお兄さんがコレクションしているんだ」「マスオ兄さんはいらない?」とチャーミングな笑顔で聞くと、マスオは食い気味で「ダービー馬の? 本当かい?」とサザエの髪の毛を見つめ大興奮。「いらないなら、コレクションしてる友達のお兄さんにあげるから」と反応を伺うと、マスオは額縁を抱きしめ「いや 欲しい! 欲しい!」と大はしゃぎ。カツオは無事、臨時収入500円をせしめるのだった。

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 しかしその後、その額縁をサザエが発見。「ん? 私の髪の毛だわ」と即座に気が付くも、「あら、やだ。マスオさん」とマスオが愛故にサザエの髪の毛を飾っているのだと勘違い。ちょっとしたコントのような展開になっていく。

 その夜、カツオは「小銭のコレクションをしよう」と、波平がテーブルの上に置きっぱなしにしていた小銭を窃盗。「796円 お預かりいたしました」とご丁寧に置き手紙を残したことで、すぐさま悪事がバレ、貯金箱の中身を開示するよう強制される。すると、明らかに波平のものではない500円玉の存在が露わに。マスオが「それは、僕がダービー馬の尻尾のお礼にあげたんです。ちゃんと額縁にまで入れてくれて…」と説明すると、隣で聞いていたサザエはビックリ仰天。「マスオさん! それは私の髪の毛よ!」と恥ずかしそうにツッコミを入れて、すべてが明らかに。結果、カツオがせしめたお金は全て没収。空っぽになった貯金箱に、カツオはうなだれるのだった。

 家族内での出来事とはいえ、詐欺と窃盗を犯したカツオに対し、視聴者からは「カツオ、将来が心配… マスオさんを騙してお小遣いもらうなんて」「完全に詐欺師の才能がある」「小学生でガッツリ詐欺ってる。 生活の知恵とかの次元じゃなく、詐欺だった」「カツオ普通に逮捕案件ですよ」などと心配する声が続出。また、マスオに自分の髪の毛をコレクションされていることを喜ぶサザエに対して「普通に自分の髪が飾ってあったら引くぞ」「サザエの性癖を垣間見た」「マニアにはサザエの髪、 高値つくぞ!」などとツッコミを入れる声があがっている。

 カツオには、その優れた“商才”と、わざわざ置き手紙を残した“素直さ”を持って立派に成長していってほしいものだ。