『サザエさん』磯野家の“食卓裏話”に感嘆! 「みんなに見て欲しい」「心に響く」

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公開日:2020/4/19

『アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)

 4月12日に放送されたアニメ『サザエさん』で、ワカメがとった“ある行動”を称賛する声が多くあがっている。

 話題になったエピソードは、作品No. 8091「美味しいメニューの謎」。ある日ワカメは、サザエとフネが“あみだくじ”で夕飯のメニューを決めている現場を目撃した。「もっとちゃんと考えてメニューを決めていると思ってたのに…」とショックを受けつつも、いつもはどのようにメニューを決めているのかと疑問を抱く。そこで、翌日から台所での2人の様子を観察してみることに。

 その日は、サザエが冷蔵庫からしらたきを発見すると、フネは「ジャガイモもあるし、肉じゃがにしよう」と提案。その過程を見たワカメは、「へぇ~ 冷蔵庫にあるもので決めるんだ」と感心する。

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 また、その翌日の食卓には、「コロッケ」が登場。実はこのコロッケ、昨日の肉じゃがをリメイクしたもの。知られざる主婦の生活の知恵に、ワカメは「へぇ~ 余ったもので別のメニューにしちゃうなんてすごいわ」と驚嘆がとまらない。

 そんな“メニュー決め”の奥深さに気が付いたワカメは、今度はサザエの買い出しについて行って観察してみることに。すると、サザエは通りがかった魚屋で勧められるがままに「サワラ」を、スーパーマーケットではたまたまお買い得になっていた「タケノコ」や目に入った「菜の花」を購入。そんな様子にワカメは、適当に買い物しているのではないか… と次第に不安になる。

 しかし、サザエから、タケノコは波平の、菜の花はマスオの大好物であることを明かされると、「へぇ~ ちゃんとみんなのことを考えながら選んでいるのね」と胸をなでおろし、“家族の好きな食べ物”と“節約”を両立するサザエを尊うように。

 そうして出来上がったのが、タケノコご飯、サワラの塩焼き、菜の花の酢味噌和え、ポテトサラダ、グリーンサラダ、豆腐の味噌汁という豪華なラインナップ。一連の“観察”で、サザエとフネの大変さを痛感したワカメは、家族の面前で「メニューを考えるのは色々大変なのよ。だから感謝して食べてね」とアナウンス。波平たちは「そうだな。感謝しないといけないな」と改めて2人に感謝し、労わられたサザエとフネは嬉しそうに微笑んでいるのだった。

 普段、家族のために食事を作っている人の気持ちに寄り添うようなエピソードに対し、視聴者からは「ワカメさん…!! それな!! メニュー毎日毎日考えんの大変なんだよ!!! 自分以外の人が言ってくれたら嬉しいよね」「ワカメちゃんめっちゃいいこ。サザエさんとフネさん泣いちゃうやつ」「ワカメのプレゼン、心に響く」「全ての人に見てほしい回だな みんなワカメを見習ってくれ!!」「サザエさんが家族のこと大切にしてて良いなあ」「ワカメが平野レミの料理みたらひっくり返りそう」などと共感する声が多くあがっている。

 自ら疑問を持って、観察し、学びを得る。ワカメの優秀たる所以がつまったエピソードになったようだ。