村上春樹が「父のこと」を綴った最新作が、村上ファンにとって大きな意味を持つ理由とは?

文芸・カルチャー

2020/4/23

『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹/文藝春秋)  ほんの100ページ程の本である。しかしこれまで本人からは語られることのなかった、2008年に亡くなった「父のこと」が綴られており、村上春樹の読者、とりわけ“村上主義者”には大きな意味を持つ一冊となるだろう。それほど本書『猫を棄てる 父親について語るとき』(... 続きを読む