普通預金、定期預金、当座預金の違いって説明できる? 生活に役立つ“簿記ネタ”

ビジネス

2020/5/13

『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第8版』(滝澤ななみ/TAC出版)

 普段、私たちが何気なく使っている預金口座。いくつか種類があるのは知っているだろう。いちばんよく使われるのが「普通預金」だが、ほかにも「定期預金」や「当座預金」がある。その違いを、パッと説明できるだろうか。スマホひとつで簡単に送金や投資ができるようになった今、正しいお金の知識はますます大事になっている。今回は、簿記を通じて、こうした日々の生活に役立つ知識を手に入れる方法を紹介したい。

 簿記とは、会社のお金の流れを計算するためのものだ。ニュースでよく見る会社の業績も、簿記で計算した結果である。さまざまなお金のやり取りを記録していくから、勉強すれば世の中のお金の仕組みがよくわかる。自分のお金を預けたり、運用したりする際、正しい知識を知っているかは大きな違いだ。営業マンに勧められるがまま投資していたら、気づけばどんどん貯蓄が減っている…なんてこともあり得る。自分の身は、自分で勉強して守らねばならない。

普通預金、定期預金、当座預金の違いは…?

 まずは、普通預金と定期預金の違いを説明しよう。普通預金は、いつでも預け入れ、引き出しができる預金だ。その分、預けることによって手元に返ってくる金利は少ない。それに対して、定期預金は、原則として満期にしか引き出しができない預金だ。引き出しが制限されている分、普通預金よりは金利が高く設定されている。すぐに引き出す予定がないお金は、定期預金に入れておくといいだろう。

 当座預金は、主に商売に使われる預金口座である。普段は使わなくとも、銀行の振込依頼書などで見かけることがあるだろう。特徴は、小切手で預金を引き出せることと、利息が付かないこと。会社は、日々たくさんの取引を行っているから、その代金を常に現金で払うのはむずかしい。そこで、当座預金口座を作っておき、小切手を振り出すだけで支払いができるようにするのだ。現金と違って盗難や紛失の心配もなく、安全である。

簿記を勉強するなら、自分に合ったテキストを!

『スッキリわかる 日商簿記3級 第11版 [テキスト&問題集]』(滝澤ななみ/TAC出版)

 簿記の勉強をすれば、こうした預金や金利といったお金の知識が自分の中で常識になるはずだ。あやしい投資商品を勧められたときにも、良し悪しがちゃんとわかるはずである。おすすめのテキストは、TAC出版の『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第8版』と『スッキリわかる 日商簿記3級 第11版 [テキスト&問題集]』(ともに滝澤ななみ)。「みんなが欲しかった!」シリーズは、カラーで豊富な図表が載っており、つまずきそうなポイントも身近な例で解説してくれるからわかりやすい。「スッキリわかる」シリーズは、雑貨屋店を開業するゴエモンを主人公に、ゆるいストーリー形式で進んでいく。数字の話が苦手でも、飽きずに読み進められるだろう。「簿記の勉強をするぞ!」と思い立ったら、ぜひ自分に合うテキストでチャレンジしてほしい。

文=中川凌

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