恋愛本を読むだけでは恋愛できない。男性心理を知って、〈Plan・Do・See〉しよう!

恋愛・結婚

更新日:2020/5/26

『彼のたった1人の大切な人になれる 最強に愛される恋愛ワークブック』(水紀華/あさ出版)

 仕事柄(というより、ただ好きなだけ)、モテ本・恋愛本・婚活本の類を読み漁っているのだが、一向に、モテないし、恋愛できないし、結婚できない。その手の本はどれもとても面白いし、参考になるし、読むだけでわたしに女としての魅力と深みを授けてくれているはずなのだが、どうにも結果がついてこない。

 なぜなのだろうかと考えたとき、「実践していないから」というシンプルな結論に至った。「いつもニコニコ笑顔でいる女性はモテる」という記述に納得するも、「とは言え、表情筋の無駄遣いをしてシワを増やしたくはない」などと邪念が湧き、仏頂面を貫いてしまうのだ。

「これではいかん! 実践あるのみ!」と思い、手に取ったのが『彼のたった1人の大切な人になれる 最強に愛される恋愛ワークブック』(水紀華/あさ出版)である。読むだけで納得してしまわず、自分で考え、書く。何度も繰り返し考え、実践し、書く。この一冊で、自分の恋愛を「Plan・Do・See」できる、優れものだ。

advertisement

男性心理を知れば、恋愛はうまくいく

 本書のキモ――。それは、「恋愛の悩みの多くは、“男性心理”の特徴を知り、それを踏まえたうえで彼とコミュニケーションをとれば解決する」ということ。同じ人間であっても、男女では、わたしたちが想像している以上に考え方や感じ方、物事の捉え方が大きく違うという。そのため、自分がされて嬉しいことが彼も同じように嬉しいとは限らず、自分がされて嬉しいことが彼にとっては嫌な場合だってある。

 例えば、「男性は女性が思う以上に身体のつながりを大切にしている」。女性は心のつながりを大切にするため、彼に愛のこもった言葉や気遣いなどを求める。一方、男性は身体のつながりを大切にするため、女性ほど心のつながりは求めないという。そのため、身体のつながり=セックスに関して「気持ち悪い」など嫌悪感を持つことは、彼の自尊心を傷つけるだけでなく、存在を否定されているような感覚を与えてしまうという。

 そういえば、あったなあ……。かつての彼氏にキスされそうになり、「粘膜の接触が気持ち悪い」とバッサリ断ったこと……。わたしはあのとき、彼の自尊心をズタボロに傷つけてしまったのでしょう。そりゃあ、恋愛がうまくいかないはずだ。納得。

ワークを通してモヤモヤを解消!

 男性心理について学んだあとは、ワークに取り組む構成になっている。例えば、「内面磨きのワーク」。やり方はカンタン。

1・日常でモヤモヤすることを書き出す
2・どうしてそのような気持ちになるのか分析する
3・2を解決する行動について考えて、書き出す

 わたしもこのワークをやってみた。

1・最近、Twitterを開くのが億劫に感じる。
2・恋愛や仕事が充実している人、頑張っている人のツイートを見るのがつらい。
3・まずは目の前のやるべきことを書き出し、ひとつひとつこなしていく。本書のワークをきっかけに、自分の気持ちを書き出すことを習慣づける。

 こうしてモヤモヤを書き出すだけで、気持ちが本当にスッキリするから不思議だ。他にも、「大人になるワーク」「被害者意識を手放すワーク」「事実をそのまま捉えるワーク」「感情をコントロールするワーク」「自分を大切にするワーク」「善悪思考を手放すワーク」など、“最強に愛される”ための恋愛ワークが盛りだくさんの本書。ぜひ手に取って、ワンランク上の恋愛を手に入れよう。

文=尾崎ムギ子