目次を唱えるだけで、片づけ名人になれるかも

先日、引っ越しました。引越し人生を過ごしてきた私なので、持ち物は最小限、いらないものは持ってない！ とひそかに自負していたのですが、とんでもありませんでした。愕然とするようなモノの量。捨てきれないあんなモノこんなモノ。そびえ立つダンボール箱を前に、まずはこの本を購入。

電子書籍って本当に素晴らしいです。場所をとらないですから。これまでに電子書籍で読んだ量が本棚にないだけでもラッキーだったのかもしれません。海外にいると紙の本は本当に貴重なので、捨てません。捨てられません！本のスペースが多くて他のものがしまえない、という方も多いのでは。

ケイタイで30分もあれば読めてしまうこのカンタン片づけ術ですが、謳い文句とおりにカンタンです。「すべてのものに指定席をつくる」「収納スペースには余裕の2割を残す」など、わかっていても実際片づけのダイナミズムに飲み込まれると忘れてしまう行為をリマインダーしてくれる。「やせたら着ようと思っている服は今捨てる」「散らかった部屋をカメラで撮影してみる」というのもかなりの効果です。

でも、高かった服など、流行が終わってもなかなか捨てられませんよね。そんな迷いをサクサクと解決してくれる「なぜそうか」の説明が簡潔であっという間に説得される、納得する感。知人に先天的に片付けの才能がある人がいますが、彼女の部屋を見ているとこういう整理術を実行しているだけなのだ、と気が付きました。

読んでやれば私もあのような美しいうちに住めるのだと、言い聞かせながら読了。掃除片付けは習慣さえ身につければ、（きっと）カンタンなものなので、この本が言うように「朝10分の片付け」を実行してみようと思います。