衣類は□□□ハンガーのまま収納する! かしこい時短テクが身につく「家事ドリル」

暮らし

公開日:2020/6/5

『家事ドリル』(本間朝子:監修、すぎやまえみこ:絵/新星出版社)

 掃除、洗濯、料理、片づけ。来る日も来る日も家事に追われて「もう嫌だ~!!」と叫びたくなることはないだろうか? でもそれ、家事のコツを知るだけで今よりも断然ラクになるかもしれない。

 それを教えてくれるのが知的家事プロデューサー本間朝子さんが監修する『家事ドリル』(本間朝子:監修、すぎやまえみこ:絵/新星出版社)。家事の救世主“ミセス家事子”とその弟子となる4人のイケメン“プリンス”が登場し、家事がはかどるコツやワザを穴埋め形式で教えてくれる1冊だ。

 では本書の中からいくつか問題を出題。□□□の中に当てはまる言葉を答えてみよう!

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家事がはかどらないのは自分のせいではなく□□□のせい!

 我が家にも家事の悩みはたくさんある。料理に時間がかかる、何度片づけても子どもが部屋を散らかす、正直アイロンがけまでやってられない…など、挙げればキリがない。でもそれは、私は家事が得意じゃないし、子どもだってまだ小さいから仕方がない、とあきらめていた。

 ところが本書に登場するミセス家事子先生によれば、家事がはかどらないのは実は「仕組み」に問題がある場合が多い!! とのこと。

 家の中で家事を行う時、家の間取りや動線、道具に左右される部分がとても大きい。子どもが上手に片づけられない場合も、子どもがひとりで片づけをしやすい仕組みを整えてあげれば、片づける習慣が身につくという。

 家事がうまくいかないときは、まずその仕組みや環境を見直すことが家事の“かなめ”。自分や家族のせいにする前に、まず動きやすい動線や、使いやすい道具について考えてみよう!

衣類は□□□ハンガーのまま収納する

 洗濯物を洗う→干す→たたむ→収納する。当たり前のようにやっているこの一連の作業にモノ申すのは、ミセス家事子先生の弟子の洗濯プリンスだ。

「あなたはなぜわざわざ衣類をたたむのでしょうか。『干した』ハンガーのまま収納すれば、たたむ必要はなくなるのに(洗濯プリンス)」

 いや、本当にごもっとも!! 最近は“たたむ派”よりも、洗濯物をハンガーで干して乾いたらそのまま収納する“かける派”が増えているという。全部は難しいかもしれないが、よく着る服だけでもハンガー収納にしてみると、かなりの時短になりそうだ。

フライパンを□□□□で仕切って同時調理

 朝食とお弁当作りが重なる朝。目玉焼きにウインナー、野菜炒め…とフライパンが足りなくなることも。そんな料理の悩みにはさわやかイケメンの料理プリンスが答えてくれる。

「フライパンを使った料理には『アルミ箔』が大活躍! 料理ごとにアルミ箔で仕切れば、フライパン1つで複数のおかずを同時料理することができます(料理プリンス)」

 やり方は、アルミホイルを皿状にして油をひき具をのせるだけ。生姜焼きなどの炒め物もアルミホイルで包んでフライパンにのせれば作れるという。洗い物も少なくなる上、ガス代の節約にもなり一石三鳥! 同時調理については、本書にはほかに炊飯器やグリルを使った時短術も紹介されている。

 手抜きではなく“手間”を抜く、111のワザを教えてくれる家事ドリル。全問正解できるようになれば、あなたも家事マスターになれるかも!

文=齋藤久美子