15分で3品、1時間あれば10品も!? 自炊生活をラクにする強力時短レシピ【挑戦してみた】

暮らし

公開日:2020/5/30

『1時間で10品 超時短つくりおき』(大西綾美/西東社)

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は5月下旬に解除されたが、まだまだ予断を許さない状況は続いている。リモートワークから会社へ出勤するスタイルへと戻ってみると、外出自粛でしばらく家にこもっていた分、家事に割く時間の使い方や体の疲れで以前以上に悩む…というパターンもあるかもしれない。
 
 そんな中できちんと栄養のある食生活を送るには、「少ない時間で効率よく食事を作ること」が重要になる。そこでオススメしたいのが、『1時間で10品 超時短つくりおき』(大西綾美/西東社)。本書は、山口県で月に100人以上の生徒が通うという人気料理教室「Cherie cooking salon」を運営する大西綾美さんが教える、1時間で10品作れるという時短レシピの本だ。
 
 本の中身を覗いてみると、1時間で10品作ったとは思えないきちんとした料理ばかり。このスキルを獲得できれば、日々の料理の負担が大幅にカットできるはず! 手順やコツつきでわかりやすく紹介されているので、早速実践してみることにした。

どれくらいで何ができるのか、実際に10品作ってみた!

 本書によると、まずは5タイプの調理法で作る「おかず」から、タイプ別にまんべんなく10品選ぶところから始めるらしい。今回作ったのは、

・豚肉のガーリックパン粉焼き+パンプキンチーズ
・鶏そぼろと大根のうま煮+キャベツとベーコンのカレー炒め
・名古屋風甘辛手羽先
・帆立とアスパラのバターじょうゆ
・トマトとアボカドのシンプルサラダ
・かりかりオイキムチ
・鮭としめじの炊き込み
・りんごのコンポート

以上の10品。筆者にとって、10品も同時に調理を進めるのは初めてのこと。そこで、まずは手順通りに作るための計画書を作成し、それに沿って作っていくことにした(本気!)。

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 作る料理を決めたら、本に書かれている通りに作る順序を決めて、下ごしらえをする。手順はざっくりいうと、「下ごしらえ→レンチン調理→炊飯調理→フライパンで焼く→オーブンで焼く→混ぜるだけのものを作る」という順番。オーブンを使用した後はしばらくレンジ機能が使えない場合が多いので、ここの順番を間違うと作り切れないとのこと。

 まずレンチン調理で作ったのは、「鶏そぼろと大根のうま煮」と「キャベツとベーコンのカレー炒め」。


 耐熱ボウルに材料を入れて混ぜ、ラップをかけて同時に電子レンジの中に入れて14分加熱する。野菜はキャベツがざく切り、大根はピーラーで薄く切るスタイルなので、5分もあればできる程度の手間だ。

 続いて、「りんごのコンポート」。りんごと砂糖、レモン汁を耐熱容器に入れてラップをし、他の調理の準備をしつつ上の2品が完成するのを待ってレンチン。


 4品目は、「鮭としめじの炊き込み」。材料を炊飯器にすべて入れて炊飯ボタンを押すだけなので、こちらも作業時間は5分かからないくらい。


 炊き上がったら鮭の骨をとり、混ぜれば完成だ。熱いうちにラップに包んで冷凍保存しておけば、食べたい時にレンチンするだけで熱々で食べられる。

 炊飯している間に、フライパンで作る「名古屋風甘辛手羽先」「帆立とアスパラのバターじょうゆ」に取り掛かる。手羽先の方はフライパンがそんなに汚れないので、この組み合わせの場合なら先に手羽先を仕上げてしまうのがオススメ。


 続いて、オーブンで調理する「豚肉のガーリックパン粉焼き」と「パンプキンチーズ」。豚肉もかぼちゃも、並べてパン粉やチーズ、調味料をかけて同時に焼くだけ。


 かぼちゃは元が硬かったので予めレンチンして包丁を入れたら少し崩れてしまったが、味には問題なかったので許してほしい。加熱時間はどちらも15分。

 オーブン調理している間に、混ぜるだけの残り2品、「トマトとアボカドのシンプルサラダ」と「かりかりオイキムチ」を作っていく。


 オイキムチは15分ほど漬け込む必要があるので、こちらを先に作る。どちらも切って和えるだけなので、作業時間は10分ほど。

 よし! これで10品完成だ。


 すべて作り切るのにかかった時間は、1時間32分。30分オーバーしてしまったのは、初めてで手順や食材を確認しながらの作業になったことと、キッチンが狭いので洗い物を同時進行で進めていたことが原因だと思われる。やることに慣れれば、もう少し時間を短縮できそう。1時間とはいかなかったが、これだけの品数を1時間半で作れるならまったく問題ない。

 今回実際に作ってみて、1時間で10品作るというのは集中力と頭の回転を要することがよく分かった。まるでパズルにチャレンジしているような楽しさがある。そして、一度これだけ作ってしまえば数日は過ごせるので、本来なら毎日料理に使っていたであろう時間を、もっと別のことに活用できる。

 今回は“チャレンジ”ということで本腰入れて取り掛かってみたが、べつに1時間で作り切らなければ死ぬというわけではない。コツを取り入れて、自分のペースで作るだけで大幅な時短につなげることができるので、本書の戦法はかなり有効な策といえるだろう。作り終わった後、冷蔵庫の作り置きを見ながら「何を食べようか」と悩む時間も最高に幸せだ。さて、次はどの10品を作ろうかな?

調理、文=水音(月乃雫)