チキン南蛮にカルボナーラ…誰でも簡単&みんなが喜ぶ一品!「はるあんのとっておきレシピ」【作ってみた】

暮らし

公開日:2020/6/7

『今日食べたい一品がすぐに見つかる! はるあんのとっておきレシピ』(はるあん/KADOKAWA)

 高校生の頃から“誰でも簡単に作れる”レシピ動画を投稿し続け、大学生となった今ではチャンネル登録者数が66万人を超える人気YouTuber、はるあんさん。ほわっとしたオーラを漂わせながら、にっこりと笑顔でレシピの説明をし、手際よく料理を作っていく動画は、お腹が空くだけでなく癒し効果も抜群です。

 そんな「お嫁さんにしたいYouTuber No.1」との呼び声も高いはるあんさんが上梓した『今日食べたい一品がすぐに見つかる! はるあんのとっておきレシピ』(KADOKAWA)は、さっそく今日作ってみたくなる簡単レシピ揃いの1冊。

 男子の胃袋を掴むがっつり系から休日ランチに食べたいおしゃれメニュー、家族で囲みたい定番おかずまで、老若男女みんなが喜ぶこと間違いなしのラインナップです。筆者も気になるレシピを作ってみました!

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フライパンひとつで作れて、味は本格派!チキン南蛮(pp.14~15)

 大人も子どもも大好きなチキン南蛮。鶏肉を揚げたり、甘酢たれを作って絡めたり、タルタルソースを作ったりと、手間暇かかるイメージがありますが、なんとフライパンひとつで作れる方法をはるあんさんが伝授!

 作り方は皮を取った鶏むね肉を1cmくらいの厚さに切り、フライパンに並べます。その上に塩、こしょう、片栗粉をまんべんなくまぶし、余分な粉は拭き取ります。そしてサラダ油を回しかけ、肉の両面を揚げ焼きに。いったん火を止め、余分な油を拭き取り、しょうゆ、砂糖、みりん、酢を加えて再び中火にかけ、煮絡めたら完成。タルタルソースはみじん切りにしたゆで卵と玉ねぎ、たっぷりのマヨネーズと粉チーズ、塩、こしょうを混ぜるだけで簡単に作れます。

 出来上がった甘酸っぱい鶏肉とタルタルソースの組み合わせは、THE 王道のチキン南蛮! アツアツを食べてみると、むね肉のモサッと感も気にならず、やわらかくてとってもジューシー。ごはんもビールも進む濃いめの味付けは、暑さでバテがちなこれからの季節のスタミナ飯としても活躍間違いなし!

トマトのうまみで煮込んだようなおいしさに レンジでトマトチキンカレー(p.27)

 火を一切使わず、レンチンだけで簡単に作れるカレーレシピ。お手軽ながら、カットトマト缶と玉ねぎの水分だけで作り上げるカレーは、かなりの本格派!

 作り方は皮を取り、ひと口大に切った鶏もも肉と薄切りにした玉ねぎ、カットトマト缶、すりおろしたにんにくと塩を耐熱ボウルの中に入れ、軽く混ぜてからラップをして電子レンジで10分ほど加熱。いったん取り出し、熱いうちにカレールウととんかつソース、チョコレート、粗びき黒こしょうを加え、溶けるまで混ぜます。ラップをかけずに2分ほど加熱し、仕上げにバターを加えて完成。

 さっそく食べてみると、トマトのうまみと酸味を一口でたっぷりと感じられるカレールウのおいしいこと! とんかつソースやチョコレートで味を調えたルウは、うまみが複雑に溶け込んだお店の味、といってもいいくらい“おうちカレー感”ゼロ! とにかく簡単なので、自分で作って食べてみると余計にそのおいしさに感動してしまうかもしれません。

濃厚クリーミーなカルボナーラ風クリームパスタ(p.63)

 作る時に卵がかたまって失敗してしまうことも多いカルボナーラも、はるあんさんのレシピがあれば、簡単に楽しめます。

 作り方は鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩とスパゲッティを加えて1分茹でます。その後は鍋にふたをして火を止め、余熱で麺を茹で、ザルにあげます。フライパンを熱してバターを溶かし、1cm幅に切ったベーコンとローリエを加えて炒めます。ベーコンがカリッとしてきたら薄力粉を加えてよく混ぜ、生クリームを加えます。とろみがついたらスライスチーズをちぎって入れ、塩で味を調えてからスパゲッティを加えて混ぜれば完成。仕上げにブラックペッパーを一振り。

 生クリームとスライスチーズがたっぷりのクリームパスタは、超濃厚! カロリー的には罪悪感を持ってしまいそうですが、それ以上に麺に絡むクリーミーなソースは幸せの味。ローリエのさわやかな風味を感じられるので、ただこってりというわけでなく、上品な味わいです。自分を思いっきり甘やかしたい、休日の一皿にぴったりですよ。

 思わず「おいしそう」「作ってみたい」と意欲がわく簡単レシピを発信し続けるはるあんさんの“とっておきレシピ”が詰まった1冊。本書を手に取り、さっそく簡単でおいしい料理作りに挑戦してみてはいかが?

調理・文=ひがしあや