「家族の自死」はどう乗り越える? 実体験をもとにした『鈴木家の嘘』にみる、自死遺族の再生

文芸・カルチャー

2020/6/23

『鈴木家の嘘』(野尻克己/ポプラ社) 「心に焼き付く」とは、こういう小説を示すためにある言葉なのかもしれない。『鈴木家の嘘』(野尻克己/ポプラ社)を完読した時、真っ先に胸にこみあげてきたのが、そんな感情だった。一番身近にいる「家族」。私たちは、その存在から目を背けすぎてはいないだろうか。  本作は、同タイトルで201... 続きを読む