「倍返しだ!」ついに「半沢直樹」が帰ってくる! 前シリーズの内容を3分で振り返り!

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更新日:2020/7/13

『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』(池井戸潤/講談社)

「やられたらやり返す。倍返しだ!」のフレーズが社会現象になり、最終回の視聴率“42.2%”という驚異的な数字を叩き出したドラマ「半沢直樹」が、約7年ぶりに帰ってくる。主演を務める堺雅人の他、主要キャストの続投が発表され、ますます大きな盛り上がりを見せている。
 
 本作は、銀行を舞台にした“痛快リベンジ劇”。池井戸潤氏の小説『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』(ともに文藝春秋)が原作で、ドラマヒット後に『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』『半沢直樹2 オレたち花のバブル組』(ともに講談社)が出版された。
 
 この記事では、前作を見そびれた、あるいはちょっと忘れてしまった…という「半沢直樹」初心者に向けてドラマのあらすじをざっくりと紹介。次の記事(7月13日公開)では、まだ原作を読んでいない方に向けて“ドラマと原作の違い”についてじっくり解説したい。この7月から、みんなで“池井戸ワールド”にどっぷり浸かろう!

驚異の視聴率を叩き出したドラマ「半沢直樹」あらすじ振り返り

 東京中央銀行・大阪西支店の融資課長である半沢直樹は、上司である支店長の浅野から「自分が全責任を負うから、西大阪スチールという会社に“裸”で5億円を融資してほしい」との強引な依頼を受ける。“裸”とは無担保という意味。当然、半沢は却下したが、浅野は自らの功績のために無理やり融資を通してしまう。

 しかし、ほどなくして西大阪スチールは倒産。実は、同社社長・東田が莫大な負債を隠蔽し、“計画倒産”を謀ったことが発覚する。つまり、銀行はまんまと5億円をだまし取られてしまったというわけだ。しかし、浅野は「粉飾決算を見破れなかった半沢が悪い」としてその全ての責任を半沢ひとりに転嫁。裏切られた半沢は、「なにがなんでも5億円回収する」と宣戦布告し、バンカー人生をかけて東田を追うことに。

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 苦難の末、東田がハワイに別荘を持っていることを突き止めた半沢。しかし、すんでの所で宿敵・国税局査察部統括官の黒崎に横取りされてしまう。もはや絶体絶命、失意のどん底で喘いでいると、協力者から“ある1枚の写真”が。そこに写っていたのは、なんと東田と浅野。2人の“黒い繋がり”を知った半沢は、確たる証拠を得るべく東田の愛人でホステス・未樹に接触する。未樹の夢であるネイルサロンオープンへ向け融資のアドバイスをすることを条件に、なんとか東田の“隠し口座通帳”をゲット。そこには12億円の裏金があり、未樹を介して行われた金銭授受の記録も残っていた。

 見事、融資額5億円の回収を成功させた半沢は、不正の事実を浅野に突き付け、本部営業第2部の次長へ華々しい栄転を果たすのだった…。

 誰もが“痛快”に感じるであろうストーリー展開に加え、正義感溢れる半沢や、醜い保身に走った浅野、また手段を選ばずオネエ言葉でまくしたてる黒崎など、魅力的なキャラクターが大勢揃っていることも本作大ヒットのカギに。次の記事では、前シリーズ後編のあらすじとともに原作とドラマの違いにフォーカス。「原作の黒崎はオネエ言葉を使わない!?」「あの“土下座シーン”はドラマオリジナルだった!?」など盛りだくさんなので、ぜひご一読いただきたい!

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