モテ女子なのに悩みがいっぱい…!トキメキたい女子のための恋愛テキスト

更新日:2012/6/25

C系乙女恋盟

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:市川しんす 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

アイドル顔負け天然モテ子の“Cute”な千春。クールビューティーな情報屋の“Cool”博美。汚れなき天使で“Clean”な加奈。
キャッチの頭文字“C”を取って「Cガールズ」は、高校で有名なモテガール3人組。そんな彼女たちが三様の恋愛ストーリーを見せます。
絶大なモテを見せる女子が密かに抱える悩みとは…?

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カッコイイ男子が何人も出てきて、やがてはCガールズたちが本当の恋を見つけます。モテ子でも本当の恋愛を見つけるのは難しいらしいです。

甘酸っぱい恋愛に夢見てやまない女子にとって、よい恋愛テキストになるかもしれません。
三者三様に、キャラクターや悩みが描き分けられているのが、いい。女子ならいずれかの悩みに近いものを抱えたことがあるでしょう。男子も女子も、青春時代って自分磨きに必死になりますよね。
私にも、そんな時代もあった…のかなぁ(遠い目)。なんて思わされました。

ちなみに、Benesse教育研究開発センターによる「第2回子ども生活実態基本調査報告書」(調査時期=2009年調査/調査対象=小学4年生〜高校2年生)では、“異性とのつきあい経験がある”のは中学生で約3割、高校生で約5割となっています。これらの数値は、2004年時点の調査から大きな変化は見られないらしく、「みんな、若いうちからしっかり付き合ってんなー」って感じです。

恋愛関係が青年の発達にどのような影響を及ぼすのか、についてのさまざまな研究もなされています。それらによると、おおむね、「恋人がいる者はいない者より自尊感情が高く」「充実感が高く」「抑うつの程度が低い」などと指摘されています。
ほうほう!
約3割の中学生と約5割の高校生の学校生活を、恋愛がパワフルにサポートしているということになります。

考えてみると、恋愛とは、特定の個人としっかりと向き合うこと。同時に、自分を振り返ることでもあります。自分が人をどう見て、どう見られたいのか。自己研鑽をするのが恋愛としたら、恋愛中毒者たちは、人間力を高めるのに非常に向上心が高いともいえるのですね。
恋愛においては苦しいことも多々あるけれど、それを乗り越えて得られる自尊感情や充実感、そして自己成長感が半端ない。だから恋愛はやめられない、ということでしょう。

本作の最後に収録されている読み切りの「Crazy Kiss」は、さらにオトナでキワドイ内容になっています。電子書籍ならでは読み方として、夜、電気を消した布団の中で、人に見られずこっそりとドキドキ楽しみたいかも。


男子に人気の「Cガールズ」(上のコマ)だが、それぞれに悩みがあって…

恋愛体質の“Cute”千春(上のコマ)

カンペキガールの“Cool”博美(下のコマ)

汚れなき天使の“Clean”加奈(上のコマ)

「Crazy Kiss」より。恋愛に本気の涙はつきもの (C)成海柚希・市川しんす/講談社