税抜2980円で安眠が買える!? 整形外科医が開発した「正しい枕」を試してみたら最高の朝を迎えた話

健康・美容

公開日:2020/8/25

整形外科医 山田朱織の枕
『整形外科医 山田朱織の枕』(山田朱織/主婦の友インフォス)

 1日の睡眠時間を6時間と仮定すると、人生の4分の1は布団の上で過ごす計算になります。この事実に気がついて以来、そのあまりにも長い時間を快適に過ごし、健康に生きるために寝具を整えることにこだわり始めた筆者ですが、枕だけはなかなか自分に合うものを見つけられませんでした。

 ホテルのようなふかふかの羽毛枕や、硬い感触のそば殻の枕など、枕にはたくさんの種類が存在し、大きさや高さ、中身の素材も千差万別。その中から何を基準に選べばいいのか、どんなものが自分に合うのかがまったくわからなかったことが、枕選びを難航させた原因です。闇雲にさまざまな枕を試してみたものの、しっくりと来る枕と出合えず気づけば枕難民に。そんな折に書店で出合ったのが『整形外科医 山田朱織の枕』(山田朱織/主婦の友インフォス)のドクターズ・ピローでした。

書店で発見したドクターズ・ピロー。枕難民に一筋の光

 本書には整形外科医・山田朱織先生が開発したドクターズ・ピローの現品がついていて、本来は本体価格4980円のところ、書店限定の特別プライスの2980円でお試しできるというもの。山田先生は整形外科医として患者の睡眠の悩みに向き合い続け、2003年に山田朱織枕研究所を開設。一人ひとりの患者の体格に合ったオーダーメイド枕を作っている枕のスペシャリストです。別名「枕先生」と呼ばれる山田先生が考える「正しい枕の3大条件」は、「①体格に適合した高さ、②首が安定する適度な硬さ、③寝返りしやすい平らな形状」だそう。どんな枕が自分に合うか分からずにいた枕難民の筆者にとって、整形外科医が考える正しい枕の3大条件をすべて満たすという枕を、手に取りやすい価格で試せる点に魅力を感じ、使ってみることにしました。

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初回使用前に。自分で枕の高さを設定

 書店に並ぶ本よりも何倍も大きく、立派な厚みに開発者のこだわりを感じるドクターズ・ピロー。中身は下の写真のような3つの素材の層に分かれていて、使用する人の体格に合わせて高さを調節できる仕組みになっています。

整形外科医 山田朱織の枕 p.4-5
筆者は身長157cmの標準体型なので、女性の標準とされる60mmに調節。首が安定する硬さになるよう計算された素材の層で、寝心地も良い。

整形外科医 山田朱織の枕 p.6
枕の高さが適合しているかどうかをチェックする方法も掲載。必要なら5mm単位で微調整します。

 調節してみると、購入時に分厚かった枕は半分くらいの高さに。思ったよりも薄くて驚きましたが、実際に寝てみると姿勢がとても楽でリラックスできている気がしました。山田先生によると、高さが合った正しい枕を使うとスムーズな寝返りをすることができるそう。寝返りには「①体液を循環させる、②体温を調節する、③ゆがんだ姿勢をリセットする」という役割があり、ぐっすり眠りながらラクな寝返りが打てることが健康にとって大切だと言います。

1週間使ってみた結果

 これまで朝起きた時に腰の痛みを感じたり、寝たはずなのに全身にコリを感じて体がだるかったり、すっきりと起きられなかった筆者ですが、ドクターズ・ピローを使用してみたところ、数年ぶりに「よく寝た!」という感覚を得られたのは感動でした。今思えば枕の高さが合っていなかったことで寝返りをうまく打てずに同じ姿勢を取り続けてしまい、腰に負担がかかり、筋肉が凝り固まってしまったのだろうと想像できます。今まで使用していた枕は調節したドクターズ・ピローよりも2cmほど高さがあったため、首や肩にも負担をかけていたように思います。デスクワークのせいと思っていた肩コリも使用日数を重ねるほどに軽くなってきた気がしました。

 長年枕難民を続けてきましたが、ドクターズ・ピローを1週間使用してやっとこの悩みから抜け出せそうな予感がしています! 「しっかりと睡眠時間を取ったはずなのに、すっきり起きられない」「首や肩、腰が痛くて辛い」筆者と同じお悩みをお持ちの方には、ぜひ使ってほしい枕です。

文=箕浦 梢