「半沢直樹」本当の黒幕は誰だ? 香川照之、佃典彦……アヤシイ人を列挙していくと

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公開日:2020/8/29

『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』(講談社:編/講談社)

 俳優の堺雅人が主演を務めるドラマ「半沢直樹」(TBS系)の第6話が、8月23日に放送された。“黒幕”をボカす巧妙な演出により、ネット上では大議論が勃発している。
 
 第6話では、帝国航空の立て直しをめぐる、政府と東京中央銀行の戦いがより熾烈なものに。政府の要求する500億の債権放棄を拒否したい半沢(堺)は、帝国航空の再建に必要な人員削減をするため、社員の再就職先などを探していく。
 
 そんな中、金融庁の黒崎(片岡愛之助)が、帝国航空に貸し付けた融資が適正であったかどうかをチェックするため、銀行に乗り込んできた。この難を、審査部次長・曾根崎(佃典彦)が救ったのだが、彼の言動に半沢はどこか違和感を覚える。

ネット上の予想は当たる? 本当の黒幕探しが白熱

 そして調べてみたところ、やはり曾根崎の不正が発覚した。金融庁検査の際に銀行が提出した資料の数字が改ざんされていた件について、曾根崎は帝国航空財務部長の山久(石黒賢)に全責任をなすりつけていたようなのだ。山久がボイスレコーダーで録音した曾根崎との会話には「上司にも確約を頂いてます」「話さえ合わせていただければ、悪いようにはしませんから」などと脅し、責任を被るよう強制する様子が収められていた。

 しかし、山久が「上司とはどなたなんですか?」「大和田さんか紀本さんですよね?」と、“黒幕”が大和田(香川照之)か紀本(段田安則)のどちらかと尋ねた際に、曾根崎は「そんなの、誰だっていいじゃありませんか」とハグらかしており、半沢も、そして我々視聴者もその真相はわからずじまいだった…。

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 さらにその前のシーンでは、曾根崎が大和田と紀本の2人を前にして「何もかもあなたの指示でやったのに…」と心の中でつぶやいた一幕もあったのだが、この“あなた”が一体どちらのことを指しているのか、わからない演出が施されていたのだ。

 こういった展開によって、視聴者はすっかり大和田と紀本のどちらかを疑い、紀本派からは「裏切り者は紀本常務だと思うな~~ 大和田は前作で半沢にコテンパンにされてるからこれでまた敵に回したら本物の馬鹿やぞ」「そもそも紀本常務が、大和田さんを差し置いて、海外から出戻りでいきなり常務になったのが、怪しくて疑問」「大和田さんだと当たり前過ぎて、となると紀本さんなのかなぁ」といった声が。

 一方、大和田派からは「大和田だと直球すぎるし、共闘したので違ってほしいが、頭取を引きずり下ろすのが目的ならありえる」「紀本常務あやしく思わせといて、じんわりと頭取を陥れたい大和田な気もする」といった推測がされている。

 その他にも、大和田&紀本の黒幕2人説、インパクト絶大な頭取(北大路欣也)が本物の黒幕説、さらには第1話からずっと怪しい小料理屋の女将(井川遥)がまさかの黒幕説…なども候補としてあがっている。全視聴者の注目を集める本当の“黒幕”とは、いったい誰なのだろうか。果たしてそれが明らかになるのか、次回も目が離せない!

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