エロだけはやめられない…!? 日本仏教の奥の奥はアメージングゾーン

更新日:2012/6/26

性愛の仏教史: 愛欲と破戒の秘史を読む (Esoterica Selection)

ハード : 発売元 : 学研パブリッシング
ジャンル:教養・人文・歴史 購入元:Amazon.co.jp/楽天ブックス
著者名:藤巻一保 価格:2,100円

※最新の価格はストアでご確認ください。

いわゆる払拭すべき人間の「煩悩」に「性欲」があるが、なんと日本の仏教界、特に僧侶を中心とした世界では割となんでもアリだったという驚くべき事実ーーって案外、知られてるのかもしれないが、比較的戒律の厳しいインド仏教とは違って、こと日本の仏教界では、ずいぶんとユルい独自解釈がたくさん生まれたのには今さらながら驚かされる(もちろんインドにも「カーマ・スートラ」とかもあるわけですが、あれはちょっと奥義系)。

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女人との密通はわりと普通のこと、「稚児」を仏に通じる存在として高僧が育ててたのはモロに男色だし、世俗を捨てたはずの尼さんも結構奔放だったり…。細かい事例は本で確認いただくとして、こういう性的な「おおらかさ」が日本限定(!)で許され続けたというのがなんともおもしろい。カミサマ系の世界でも国造り神話とかエロチックな話が多いし、民衆も祭りなどハレの場でのはっちゃけぶりは半端なかったようだし、日本的な性愛観のベースというのは、もともとそういうものだったのだろう。

高僧たちが「なかなかそっちは“教化”できないから、いーよね!」といったかどうかはわからないけど、そんな日本的開き直りっぷりに、人間というもののおかしさがみえてくる。


目次より1 まずはお釈迦様の話から

目次より2 なかなか凄い世界なの、わかります?

目次より3 尼のはしっこ&稚児の詳細っぷりに注目!

たしかに、お釈迦様のアソコ…って見たことなかったよ!

答えはコチラ! 後に出てきますが「宇宙規模的」サイズのようです。想像不能
※画面写真は電子文庫パブリのものです