19歳のお嬢様の目前で次々と起こる謎の殺人事件!たくましいお嬢様が印象的

小説・エッセイ

公開日:2012/8/12

晴れ、ときどき殺人

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : KADOKAWA / 角川書店
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:BOOK☆WALKER
著者名:赤川次郎 価格:504円

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この本の主人公は北里財閥の19歳の娘、加奈子。そんなある日、加奈子の母は1通の謎の手紙を残して死んでしまったんです。その手紙に書かれていたのは、後悔の念と真犯人が身近にいることを匂わす衝撃的な内容だったのです!

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真犯人は一体誰!? この本は次々に起こる殺人事件にぞくぞくしながらも、少しずつ見えてくる“真犯人”の正体に、読み出したら止まらなくなっちゃう1冊です♪
そして、この本の加奈子はとても強い女の子なんです! 19歳とは思えない程しっかりしているし、お金持ちのお嬢様のわがままなイメージとは違い、加奈子は全然甘ったれじゃなくて現実と向き合うたくましい子なのです!
私がもし加奈子だったら、母が亡くなり、その上次々に殺人事件が起こって、もう気がおかしくなって現実から逃げたくなると思います。でも加奈子は母の残した手紙の謎を解決しようと立ち向かっていく。本を読んでいくとだんだん加奈子の行動から目が離せなくなっちゃいます☆

そして最後に母の手紙にあった“真犯人”が、わかった時、一瞬固まってしまいました! それくらい全く予想もしていなかった意外な人物だったので、読み終えた後、今度は真犯人がわかった状態で、本を読み直し「ほんとだ!この場面で真犯人はこんな行動をしてる!」と照らし合わせながら1回目と2回目、違った角度で楽しめる1冊でした☆

私は、今回初めて電子書籍をスマートフォンで読んだのですが、文庫本のように家に置き忘れるといったこともなく、いつでも持ち歩けるのがいいですよね♪普段仕事やレッスンで移動が多いので、移動中の電車でもメイク中でもさらっと読めて、なかなか最後まで読むのに時間がかかる私でも続けて読み切ることが出来ました☆


加奈子と上村が初めてキスをするシーン。「キスして痛いんじゃ…」と言う加奈子がキュート!

スピーディーな加奈子の行動に19歳の若さと勢いを感じた