実は野菜が苦手!? 人気料理研究家が考案した「野菜メイン」の簡単レシピがどれもおいしかった【作ってみた】

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公開日:2020/9/12

『バズレシピ ベジ飯編 進化した“野菜の食べ方”がここにある!』(リュウジ/扶桑社)

 まんべんなく、好き嫌いなくなんでもおいしく食べられるなら、もちろんそれが一番良い。でも、なんとなく苦手な食材、料理は大人になっても案外あるもの。しかし回避できるレベルのものとそうでないものがあり、「野菜全般」といった広い範囲の場合は、食べなければ体調を崩してしまうことにもつながる。
 
『バズレシピ ベジ飯編 進化した“野菜の食べ方”がここにある!』(リュウジ/扶桑社)は、そんな野菜嫌いな人でも野菜をおいしく食べられるよう工夫された“ベジ飯”ばかりが集められたレシピ本。著者のリュウジさんは料理研究家として幅広く活躍する有名人だが、実は野菜が苦手で、おいしく食べるためにさまざまな工夫をしてきたのだとか。
 
 筆者は野菜が嫌いというわけではないが、やはりどちらかというと肉や魚、ご飯の方が好きで、野菜は意識して摂る量を増やしているのが正直なところ。もし「野菜がすごく食べたい!」と思えるような料理のレパートリーが増やせたら、より健康的な生活を送れるはず! そこで、気になったもので簡単そうなレシピを実際にいくつか試してみた。

「ニラぺぺ炒め」(本書9~10ページ)


 1つめは、ニラをペペロンチーノ風に味つけした「ニラぺぺ炒め」。フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにしたにんにくとベーコン、赤唐辛子を入れて炒める。火が通ったら3cmに切ったニラ、コンソメ、塩を加えて再びさっと炒めて完成。

 ニラは免疫力を高めるアリシンなど体にうれしい栄養がたっぷり含まれているので、積極的に摂りたい野菜の1つ。香りが強いため苦手な人も多い野菜だが、ペペロンチーノ風にするとにんにくの香りでクセが緩和され、一気に食べやすくなる。ベーコンとの相性も抜群! ニラぺぺ炒め単体でも十分おいしいが、これを混ぜご飯にしてみるのもオススメ。ご飯が中途半端に余っていたので何気なくやってみたのだが、しっかりした味つけがご飯に行き渡り、食べ過ぎ注意の絶品ご飯が完成した。

「ズッキーニのオーブン焼き」(本書30ページ)


 続いて、トースターでささっと作れるお手軽メニュー「ズッキーニのオーブン焼き」。ヘタを除いて縦半分に切ったズッキーニを天板にのせ、塩コショウ、うまみ調味料、粉チーズの順にかけてトースターで10分焼けば完成。最後に好みで黒コショウ、オリーブオイルをかける。

 ズッキーニは調理がラクなので筆者もよく使うが、粉チーズをふって焼くというのはしたことがなかった。シンプルながらパンチのある味つけが、あっさり味のズッキーニによく合う…! 食べる前、これだけの味つけではまとまりが弱いのではとも思ったが、まったくそんなことはなかった。縦半分に切るだけという大きめの切り方も、ボリュームがありどことなくご馳走感が出てうれしい1品。

「豚とレタスのしゃぶしゃぶ」(本書52ページ)


 最後は、家にある調味料で簡単に作れるタレがポイントの「豚とレタスのしゃぶしゃぶ」。ちぎったレタスを器に盛り付け、その上に茹でて水気をよく切った豚ロース薄切り肉をのせる。あとはマヨネーズ、すりごま、めんつゆ、砂糖を混ぜたタレ、好みでラー油をかければ完成。

 冷しゃぶとレタスの組み合わせはよく見かける一般的なものだが、このレシピのポイントはなんといっても簡単に手作りできるタレ。めんつゆとマヨネーズを活用することで、あっという間に複雑で奥深くコクのあるタレが出来上がる。この4つの材料なら冷蔵庫や棚に置いてあることが多いので、料理を作るハードルが一気に下がる。すりごまがない場合は、いりごまをひねりながら加えればOK。

 どのレシピも野菜がメインとして成立していて、物足りなさを感じさせない工夫がなされていた。味つけや切り方、組み合わせ方で、野菜も主役として成り立つのだと改めて感じさせられる。今回紹介したもの以外にも、「パンプキンキーマ」や「レンジバターピーマン」、「サトイモの和風ツナポテサラ」など作りたいレシピがたくさん!

 野菜が不足しがち、おいしく食べられる方法が知りたい、という人は、この『バズレシピ ベジ飯編 進化した“野菜の食べ方”がここにある!』で野菜のおいしさを改めて探ってみてはいかがだろうか。きっと、野菜売り場を見る目が変わるはず!

調理、文=月乃雫

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