辛い肩こりやダル重気分を解消! “眠りのプロ”が開発した、あなたにぴったりの高さに調節可能な枕

健康・美容

公開日:2020/9/18

整形外科医 山田朱織の枕 Doctor's Pillow
『整形外科医 山田朱織の枕 Doctor’s Pillow』(山田朱織/主婦の友社)

 なんだか、起きた時に身体がぐったりしている。疲れているはずなのに、熟睡できないのはなぜだろう…。2年ほど前から、そんなモヤモヤをずっと抱えていた。

 寝具にこだわって眠りの質を高めようと考えたこともあったけれど、専門店でのオーダーは値段もハードルも高そうな気がして躊躇…。

 そんな時に知ったのが『整形外科医 山田朱織の枕 Doctor’s Pillow』(山田朱織/主婦の友社)。本書は正しい枕の3大条件が知れ、ミリ単位で高さが調節できる枕「ドクターズ・ピロー」がついている。

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自分に合った高さに調節できる「ドクターズ・ピロー」とは?

 著者の山田朱織さんは、株式会社山田朱織枕研究所の代表取締役社長。医学博士、マクラ・エバンジェリスト、日本整形外科学会専門医でもあり、大学病院や睡眠センターと共に睡眠時無呼吸症候群など特殊疾患の枕と睡眠の基礎・臨床研究を行ってきた整形外科医だ。

 そんな“眠りのプロ”によれば、自分にぴったりな枕は体格や加齢に伴う変化に合わせて変わり、ぐっすり眠れる枕には3大条件があるのだそう。
①体格に適合した高さ(5mm調節)
②首が安定する適度な硬さ
③寝返りしやすい平らな形状

 枕といえば、羽毛やそば殻など、中身のバリエーションが豊か。だが、山田さんが勧める「ドクターズ・ピロー」には低反発ウレタン、チップウレタン、ポリエチレンシートが入っているという斬新さ。

整形外科医 山田朱織の枕 Doctor's Pillow
それぞれのシートが出し入れできるので、ミリ単位の高さ調節が可能なのだ。

 自分に合う枕の高さは身長や体重、肩幅などによって異なるため、まずは冊子に記されている標準値を参考に調節。

整形外科医 山田朱織の枕 Doctor's Pillow

 高さの目安を決めたら、横や上を向いたり、スムーズに寝返りが打てたりするかを確認。合わないようであれば、5mmずつ高さを変えながら調節していく。なお、朝起きた時に枕が飛んでいたり、うつぶせになっていたりするのも枕の高さが合っていないサインなので、再調節が必要なのだとか。

 こんなユニークな枕があったなんて…。そう感動した筆者は早速、「ドクターズ・ピロー」を1週間使ってみることにした。

1週間使ったら「脱・枕難民」できた!

 早速、冊子を参考に、枕の高さを女性の標準値である60mmに調節し、眠った。しかし、翌日、起床時に辺りを見回すと飛んでしまった枕を発見したため、55mmに調節し直し、再チャレンジすることに。

整形外科医 山田朱織の枕 Doctor's Pillow

 筆者は普段、高めの枕を使用していたため、最初は正直、違和感があった。だが、使い始めて3日目くらいから自分の身体に変化が。いつものように仕事をしていても日中に眠気がこなくなったのだ。頭がぼーっとせず、記事が執筆しやすい…! そんな効果がうれしかった。

 また、5日目くらいから気になっていた肩こりが少し軽減。パソコンに向かうのが、以前より憂鬱でなくなった。高い枕が本当は合っていなかったことに気づかせてくれ、うれしい変化をもたらしてくれたこの枕を、これからも大切に使い続けていきたい。

「枕ひとつでこんなにも身体が楽になるなんて…!」という感動をぜひ、読者のみなさんにも体験してもらいたい。斬新な発想の「ドクターズ・ピロー」は世の枕難民にとって、心強い味方となるはずだ。

文=古川諭香