ただ読むだけ! 眼精疲労、近視、老眼、スマホ老眼、ドライアイがみるみる回復!

健康・美容

公開日:2020/9/23

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル
『ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル』(久保田明子/主婦の友インフォス)

 日常生活でスマホやパソコンを1度も触れないという人はほとんどいないのではないのでしょうか?いまや小学生でもタブレット端末で授業を受けたりする時代です。

 ただ、このディスプレイ画面を見続けるということ、すなわち目は近距離にずっとピントを合わせ続ける状態にあります。これをわかりやすく表現すると二の腕に力こぶをつくってずーっとそのままでいるのと同じなのだとか。これを続けると知らず知らずのうちに疲労が蓄積し、目の筋肉(眼筋)がこわばってしまい、あらゆる目のトラブルを招いてしまうのです。

 ただ、スマホやパソコンを一切断つということは難しいかと思います。

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 そんな悩みを少しでも解決したい人のために眼科専門医、久保田明子先生が考案した“簡単に読みながら、目が鍛えられる”著書が『ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル』(主婦の友インフォス)。

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル
フィットネスビキニ選手として数々の受賞歴を持つ久保田先生。眼科医としての視点にトレーニングの知識も持ち合わせた独自のメソッドで現代人の目の悩みを撃退!

読むだけで目の筋トレ! 世界初の文字を追うだけで目のお悩みを改善!

 眼精疲労の最大の原因のひとつが「遠くを見たり近くをみたりなどの調整をしている目の筋肉(眼筋)の疲労」とされています。この本はページをめくると、文字がぐるぐるとうずを巻いたり、波打ったり、文字の色や濃さ、大きさが変わったりしています。実はこれを目だけを使って読むことで、眼筋を鍛えて筋肉の緊張をやわらげたり、脳のトレーニングになるとのこと。実際に読んでみると、目を動かしている感じが凄くあり、鍛えられているなぁと実感します。

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

 文字を追うといった仕組み以外にも、「メジックメソッド」に沿った外眼筋と内眼筋を鍛えるトレーニングが載っています。外眼筋は目の動きをサポートしている役割。内眼筋はディスプレイ画面などを見ているときにピントを合わせてくれる役割があります。

 眼筋のコリを和らげる事で、視力低下やスマホ老眼の原因でもある眼精疲労を防いでくれるそうです。

◆「メジトレ」で目のお悩みを解決

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル
ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

①右手をまっすぐのばし、両手と同じ高さで目と目の中心にくるように親指を立てます。
②顔は正面を向いたまま、5秒かけて顔の右側の耳の延長戦上まで親指を動かし、両目でしっかりと親指の先を見つめたまま、親指の動きを追いかけます。
③次に、同じように親指の先を見つめながら、手を5秒かけて正面に戻します。
④続いて左手で左側、さらに上と下も同じように行います。
⑤手をまっすぐ上にのばして親指を立てます。その位置から、時計回りに円を描くように手をぐるりと1周させ、親指の先を両目で追いかけます。1周で20秒ほどかけてゆっくり回したら、反対回りも行いましょう。

 目の筋肉の外眼筋をほぐすことで血流がアップし、目の周りの全体の疲れがほぐされ眼精疲労の軽減につながります。最初は慣れず、頭も動いてしまいましたが、だんだんと目だけで追うことができてきました!

ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル
ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル

①窓の外に見えるできるだけ遠くの指標を決めます。電柱やアンテナなどでもOK。
②自分の顔の正面で、ちょうど①の指標を自分の目線を結ぶ線上に、腕をまっすぐのばして親指を立て、2つ目の指標にします。
③遠くにある指標を10秒間眺めましょう。まばたきはガマンしないで普通に行いましょう。次に、顔の正面に建てた親指を10秒見て、また遠くの指標を10秒眺めます。これを数回繰り返す。

 スマホやパソコンを長時間見ていると内眼筋の緊張状態が続くため、トレーニングを行うことでコリをほぐし、緊張した筋肉もゆるめてくれます。簡単にできるので、続けられそうです。

本の仕掛けが面白い! 楽しく眼筋トレーニングをしたい方へ

 本書は文章も目に役立つ情報も頭に入れつつ、目で追うことで自然と眼筋トレーニングを行える画期的な視力回復ドリル。一気に読むというよりは、毎日の習慣で気づいたときに読むというようにしてトレーニングを続けていけるといいなと思います。

 ページのところどころには、「遠くを見てください」「まばたきをしてください」という指示が入っているため、基準もわかりやすく、続けやすい仕組みになっているなとも感じました。