ひっぱってゆらすだけ! ズボラな人にオススメの大人気トレーナー直伝「皮下脂肪はがし」ダイエット

健康・美容

公開日:2020/9/25

ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし
『ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし』(柴雅仁/主婦の友社)

 ダイエットを頑張っても、思うようにやせられない。というか、そもそも体を動かすということ自体が面倒だし、長続きしない…。そんなズボラなあなたには、ひっぱって、ゆらすだけの「皮下脂肪はがし」をオススメしたい。

『ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし』(柴雅仁/主婦の友社)は、やせやすい身体をつくるための簡単なメソッドを教えてくれる1冊。Twitterフォロワー11万人以上、#シバトレで人気のトレーナー・柴雅仁氏による究極の“ズボラ”メソッドだ。柴氏によれば、「運動してもやせにくい」「体を動かすのがめんどう」「変なところに肉がついてスタイルが悪い」という人は、皮下脂肪が凝り固まっている可能性があるという。皮下脂肪が凝って筋肉とくっついていると、体がスムーズに動かせなくなり、結果的にやせにくい体質になりがちだ。

「皮下脂肪はがし」の基本は、“はがす”・“動かす”の2ステップ。筋肉についた皮下脂肪をひっぱってゆらし、運動理論に基づいて筋肉を効率よく動かす。たったそれだけで、筋肉が思うように動かしやすくなり、自然とアクティブに体を動かしたくなるそうだ。

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ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし p.16-17

ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし p.28-29

 実際に本書の中から、わき腹の「皮下脂肪はがし」の方法をご紹介するとしよう。

わき腹 皮下脂肪はがし

STEP1 おへそのわきからぜい肉を引き出して!

「ウエストにくびれがない」「ベルトのラインからぜい肉がはみ出す」という人は、体幹を支える腹筋群のうち、わき腹にある内腹斜筋や外腹斜筋がうまく使えていない可能性が高い。これらの筋肉にくっついた皮下脂肪をまんべんなくはがすことがやせるための第一歩だ。

 まず、おへそのわきから両手でぜい肉を大きくつかみ、ひっぱって小刻みにゆらす。つまんだ皮下脂肪を縦横さまざまな方向に小刻みにゆらすと、かたい部分がフッとゆるむのを感じるだろう。上下も何箇所かに分けて行うと◎。ウエストのくびれ部分は、体を横に倒し、ぜい肉を寄せて皮下脂肪をはがしていくと良い。左右で同じように角度を変えてまんべんなく繰り返していく。痛みがあれば、筋肉がかたくなって、脂肪が癒着しているサイン。1箇所30秒を目安に、念入りに行うようにしよう。

ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし p.64-65

STEP2 「グー・チョキ・パー」でわき腹を大きく伸ばす!

 つづいて体を“動かす”。といっても、激しい運動をするわけではない。わき腹を動かすためには、ただ伸びをするだけだ。

 まず、両足を大きく開いて、片足に体重をかける。体重をかけたのと同じ側の手を「グー」に握ってわきから大きく伸び上がり、この状態を10秒キープ。今度は上げた手を「チョキ」の形にして、同様にわきから大きく伸びて10秒キープ。同じく今度は手を「パー」の形にして、わきを伸ばして10秒キープ。このように指先を徐々に広げていくことで、わき腹がどんどん伸びていくのを感じることができる。反対側も同様に体を伸ばしていこう。日常生活で使うことの少ない伸びの動きによって、2つの腹斜筋を刺激することができるのだ。

ひっぱって、ゆらすだけ! 皮下脂肪はがし p.66-67

 本書では、その他にも、二の腕や太もも、あごまわりなど、上半身から下半身、顔まわりのあらゆるパーツの「皮下脂肪はがし」の方法を掲載している。さらに「皮下脂肪はがし」後に行うと効果的な、パーツ別の「引き締めエクササイズ」も教えてくれるので、やせたい部位の筋肉を引き締めることができるのだ。

「体を動かすのはつらい」「マッサージも面倒」とばかり思っていたが、本書で紹介されている方法はあまりにも簡単。この方法なら、どんな人でも無理なく続けることができるのではないか。真面目な人、ストイックな人はもちろんのこと、ズボラな人にこそオススメ。どんなダイエットも効果が出ないという人こそ、この「皮下脂肪はがし」に挑戦してみてはいかがだろうか。

文=アサトーミナミ