無愛想に見えがちなオンラインで好印象を残すには? 元アナウンサーが教える「WEB会議」での注意点

ビジネス

公開日:2020/10/16

オンラインで伝える力
『オンラインで伝える力』(野村絵理奈/ポプラ社)

 新型コロナウイルスの流行に伴い、オンラインでのコミュニケーションが当たり前になってきた。だが、オンラインでは、今までの対面でのノウハウは通用しない。これからの時代は「オンラインで伝える力」こそが、ウィズコロナを生き抜く「最大の武器」になるに違いない。

『オンラインで伝える力』(野村絵理奈/ポプラ社)は、元アナウンサー・野村絵理奈氏がオンラインでも活きるコミュニケーション術を教えてくれる一冊。アナウンサーとして、画面を通して伝えることを仕事にしてきた野村氏のメソッドはどれも参考になる。

 無愛想に見えがちなオンラインでも好印象を残すための方法や、聞き手に心地よく声を届ける方法、会議をスムーズに進行する方法など、今の時代、知っておきたいことばかりだ。営業や面接、会議など、シーン別に注意点も掲載されているから、大事な場面の前にもぜひ確認しておきたい。

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 また、本書ではZoom日本法人・佐賀文宣氏との特別対談も収録されている。佐賀氏は、ポストコロナでは、オンラインのコミュニケーションは、対面で会うことをより活発化させるだろうと語る。オンラインで盛り上がれば、直接会いたいと思うのは自然なこと。オンラインが当たり前になったことで、対面はよりプレミアムなコミュニケーションとしてこれまでより大事にされるはずだと佐賀氏は言う。

▼佐賀氏、野村氏お二人による特別対談動画はこちら!

 ポストコロナの世界は、もっとコミュニケーションの総量が増える時代。もっとたくさんの人に会いたくなって、出掛けたくなる未来が来るのではないかと佐賀氏は予想する。

 そうなると、これから益々オンラインでも対面でも「伝える力」を身につけることが必要となってくるだろう。変わりゆく時代の流れに乗り遅れないように、今こそ、オンラインでも対面でも活かせるコミュニケーション術を学んでみるべき時なのかもしれない。

文=アサトーミナミ