謎解きが好きなら、今すぐ読もう!名探偵夢水清志郎事件ノート

小説・エッセイ

2012/7/14

そして五人がいなくなる ― 名探偵夢水清志郎事件ノート

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : 講談社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:はやみねかおる 価格:486円

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ミステリー小説って、正直ちょっと苦手だったりします。まず、自分で謎が解けなくて、読んでて悔しい(汗)あと作品によっては、人がいっぱい死んだり、謎解きが難しかったり、事件を解決してもスッキリしない悲しい結末だったりで、すごくモヤモヤします。昔読んだあるミステリー小説がそんな感じの話で、読み終わった後のモヤモヤ感が気持ち悪くて、それ以来ミステリー小説はあまり読まなくなりました。

でも、そんな私でも楽しく読めたミステリーが、この『名探偵夢水清志郎事件ノート』シリーズです! いつも同じ黒い背広に黒いサングラスをかけた、常識外れのちょっと変な名探偵・夢水清志郎が活躍するこの作品。気に入ったポイントはズバリ! 「人が死なない」「謎がおもしろい&わかりやすい」「結末がハッピーエンド」です。

まずこの作品では人が死にません。名探偵の話なのに、殺人事件は一切起きないのです。その代わり、不思議な謎がい~っぱい出てきます。人が突然消えたり、魔法のような、怪奇現象のような、そんな謎がたっぷりの事件がこの本には溢れています。そして、謎を解くためのヒントが、小説のいたるところに散りばめられています。学校の先生が「はーい、ここテストにでますよー。」と言うのと似た感じで、「はーい、ここヒントですよー。」と、謎を解く鍵がわかりやすく書かれています。だから謎解きが苦手な私でも、頑張れば解けそうな気がしました。

本を隅々まで読んで、ヒントを集めたり、自分なりに推理してみたり…。クロスワードパズルやナンプレを解いているような感覚で、物語を楽しめます。結局私の頭じゃ謎を解くことは出来なかったんですけど…、それでも夢水清志郎の推理シーンでは図を使ってわかりやすく説明してくれるので、「解けなくて悔しい~!!」というよりは「あ~、こういうことだったのかぁ~!!」と頭がスッキリ! 軽くアハ体験! 「みんなが幸せになれるように事件を解決すること」という美学(ポリシー)をもつ夢水清志郎なので、結末も必ずハッピーエンド! 最初から最後までスッキリと楽しく読めた作品でした。

小中学生向けに書かれた作品ではありますが、大人も十分楽しめる作品だと思います。

さて、名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ第1作である『そして五人がいなくなる』は、「伯爵」と名乗る不思議な人物が出てきます。遊園地に突如現れた「伯爵」は、子どもたちをありえない状況下でつぎつぎと消していきます。伯爵の目的はなんなのか?そして、子どもたちが消えた謎とは? 夢水清志郎は、この謎が解けるのか!? ぜひ、夢水名探偵に負けじと、謎解きを楽しんでもらいたいです。目指せ! 自力で推理!!

ちなみにコミックも発売されていたりしますので、そちらもよかったらぜひ~♪


主人公たちの隣の家に「名探偵夢水清志郎」が引っ越してくるところから物語は始まります

イラストあり。物語を彩ってくれる、かわいいイラストです

解説シーンでは、わかりやすく図で説明してくれます(図を載せるとネタバレになるので、実際の図は本を読んで確認してください)