後半生を楽しく過ごす秘訣満載! 悩めるアラフォーにお勧めのエッセイ集

小説・エッセイ

公開日:2012/7/18

楽で元気な人になる

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 中央公論新社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:岸本葉子 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「アラフォー」という呼び名により、かつての40歳前後の女性よりも、年齢を重ねることへのネガティブな感覚がなくなってきたかのように思われる「アラフォー」世代。とはいえ、実際は、「やっぱり年なのかも・・・」と感じてしまう場面に遭遇することも多々あるのが現実ではないでしょうか。そんなアラフォー世代にお勧めなのが、岸本葉子さんによるエッセー集「楽で元気な人になる」です。

本書は、エッセイストの岸本葉子さんが、40歳をはさんだ数年間に執筆し、雑誌や新聞に掲載されてきたエッセーをまとめたものです。「体に合う服、どこにある?」、「美容院のストレス」など、美容に関するものから、「ローンが終わっても」などのお金絡みの話題、そして、アナログ派の著者ならではの「電子辞書にひかれる」など、日常のさまざまな出来事が、さらっとした口調で語られています。

「そう、そう、そうなんだよねぇ」とうなづいてしまったり、「へぇ~こういうこともあるのか」と話題によって感想はさまざまでしたが、「アラフォー世代」にはしっくりくるお話が集められています。後半には、「ひとりで病気になったらば」、「第2の親離れ」、「介護の居場所」なんていうお話もでてきますが、どれも極端に深刻にならずに、誰にでもおとずれる可能性のある出来事を受け止める術を語っているように思います。

あとがきで著者は、この年代を、「人生80年とすれば、ちょうど折り返し点を曲がる頃」とし、「がちがちの左脳人間で来た私が、後半生はいい感じにほぐれていくか、はたまた全然変わらないか」とこれからの自身への興味を示しています。「いい感じにほぐれていく」ということが、後半生を楽しく豊かな気持ちで過ごすポイントなのかもしれませんね。そのためのヒントが随所に隠された本書、ぜひ、ご一読ください。


目次を見ると、美容に関するエッセーが冒頭に並んでいます。やはり、女性の1番の関心は美容なのかもしれません

「数年前から、どこで服を買ったらいいかわからず、うろうろしている。」で始まる「体に合う服、どこにある?」。アラフォー女性なら、誰もが納得の1文です