「特別なことはいらない」SNS総フォロワー数180万超の大関れいか流・幸せに生きるための考え方

小説・エッセイ

公開日:2021/2/4

すべてにおいて全人類平均型の私だけど最高に幸せ
『すべてにおいて全人類平均型の私だけど最高に幸せ』(大関れいか/KADOKAWA)

 幸せになりたいという願望は、誰でも一度は抱いたことがあるだろう。ただ、まわりを見渡せば「素敵な彼氏」「高級なプレゼント」「目立った才能」といったものが幸せのモデルケースとして紹介されていることもしばしば。しかし、そういった特別なものがなくても大丈夫。まだあなたが気付いていない幸せがそこら中にあふれている。

 そんな、身近な幸せについて考えるためにおすすめのエッセイ本『すべてにおいて全人類平均型の私だけど最高に幸せ』(大関れいか/KADOKAWA)が2021年1月16日(土)に発売された。著者の大関れいかは6秒動画投稿アプリ「Vine」で一世を風靡し、現在も総フォロワー数180万以上(2021年2月3日現在)の“SNSクイーン”として、若者から絶大な支持を得ている人気インフルエンサーだ。

泣くことが悪いなんて誰が決めたの?

 大人になって泣くことのハードルが上がっている人は多いかもしれない。しかし、「泣くことこそ自分のメンタルを守る方法」と彼女は話す。人からは「泣いてもなにも変わらない」と言われることもあるけれど、実際に泣いたあとは泣く前の自分よりも前向きになれることがあるだろう。強い人間でいなければ…と思っているほど泣くことに抵抗があると思うが、自分が辛いときには思い切り泣いてみるのもいいのではないだろうか。

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泣くことが悪いなんて誰が決めたの?

仕事の選び方は楽しいと思える方

 彼女は現在、YouTubeをはじめ女優やラジオパーソナリティーなどマルチに活躍しているが、今の仕事を始める前は水泳のコーチを目指していた。長年目指していた仕事を蹴ってまで彼女が求めたのは、“未来の自分が笑っているか”を想像できる場所。一度立ち止まって「本当に自分のやりたいことはなにか」を考えるきっかけを与えてくれる。

仕事の選び方は楽しいと思える方

当たり前の日常に隠れている幸せ

 幸せ、と聞くと時間と労力をかけないと手に入れられないと思いがち。彼女自身も昔は誰かと比べては落ち込んで自信をなくすことも多かったそうだ。しかし、自分の生活を落ち着いて眺めてみると、お金や時間、労力をかけなくても幸せになるということに気が付いた。外に出れば大きくて青い空が広がっている日、電車の中で好きなアーティストの歌を聴くとき、お母さんに「ただいま」と言えること。その当たり前で幸せな毎日がかけがえのないものだと気が付いたとき、誰とも比べることのない「自分だけの幸せ」を手に入れられるはずだ。

当たり前の日常に隠れている幸せ

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