根暗女子高生とモテ男のピュアな「育てる恋」に切なさを噛む少女漫画

コミック

2011/5/27

好きっていいなよ。 〈1〉

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:葉月かなえ 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

16年間、彼氏も友達もいなかった橘めい。
  
高校でも根暗と言われ、相変わらずひとりぼっちのめいだったが、ある誤解から学校一のモテ男・黒沢大和にケガをさせてしまったことで事態は急展開。ケガをさせためいを、大和は怒るどころか、一方的に友達宣言をし、ケータイ番号を押しつけてしまう…。
  
電子書籍、初体験。初マンガ。
  
いつもなら、電車の中で読もうにも大量にコミックを持って歩けないので、一冊読み終えてヤキモキ。でも、電子書籍なら、そんなストレスもなし!
  
…と言うわけで3巻分一気読みです。

学校でかるーくイジメられているめいと、男女問わず人気がある大和。おまけになんだか遊んでそうな雰囲気。そんな大和に声をかけられれば、からかわれていると思って当然。私だって思う。そんなモテ男にケータイ番号を押しつけられたことはないが。
  
疑心暗鬼になっていためいだけど、あるとき、ストーカーにつきまとわれ、(うっかり)大和を頼ってしまう。本当に助けに来てくれた大和に「あれ? こいつ、他の人たちとは違うかも?」と思い始めるのだけど、なんせ16年間、彼氏どころか友達もいなかったものだから、戸惑いまくりのめい。でも、大和との距離が縮まっていくに従って、めいの周辺も変化を見せていく。
  
友達ができて、少し人を好きになれるようになって…。そして、めいも気付かないうちに周りの人たちを少しずつ変えていく。世界はいろんな人たちがいるから成り立っているんだな、と思わせられる。
  
また、特記すべきは、登場する女の子たちがとても魅力的だということ。多かれ少なかれ誰でも何かしらの傷を抱えている。その傷もすごく繊細に描かれている。キャラクターの誰かしらに、女子は胸を痛めつつも、共感できるんじゃなかろうか。
  
それにしても、大和がカッコイイ。
  
登場当初は、単なるチャラ男かと思いきや、ピュアで誠実で男気あり!
  
ギャップ萌えですね。
  
優しさゆえに、人を傷つけてしまいそう…とちょっと気になりますが。
  
好きな女は絶対に大事にする! それが暑苦しくなく伝わってくるのがイイ。もはや大和が少しかわいそうになってきているので、めい、早く「好き」ってちゃんと言ってあげて…!

キツイいじめはないものの、友達はゼロ…

「一人でいい」と思えるようになるには、自分が納得できるそれなりの理由が必要だったりする

そんなめいに絡む大和は、最初は軽い人にしか見えません…

なのに、マジメにこんなことを言われてしまったらイチコロ。これが計算だったら人間不信になります

大和の言動に少しずつ心を動かされていくめい (C)葉月かなえ/講談社
※画面写真はeBookJapanのものです