赤ちゃんは抱っこしないと寝ない、添い寝しないと寝ない…は誤解⁉ 自分で寝てくれるってホント?

出産・子育て

公開日:2021/2/26

マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方
『マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』(愛波文:著、三池輝久:監修、眠井アヒル:マンガ/主婦の友社)

 あくびをする、ぐずる、目をこする…これらはなんのサインか? そう、子どもが眠くなったときにするサイン。赤ちゃんが夜泣きをしたり、寝かしつけに時間がかかるなどの睡眠トラブルがある場合、親はこれらのしぐさにたいへん敏感である。けれど、サインに気づいた程度ではなかなか解消しないのが、赤ちゃんのねんね悩みのやっかいなところだ。

マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方

マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方

マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方

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睡眠のための土台を整えることが、ぐっすりねんねへの近道

 日本人で初めて「乳幼児睡眠コンサルタント」の国際認定資格を取得し、国内外で科学的メソッドに基づいた指導を行う愛波文先生は、赤ちゃんのねんねについてのプロ。最新著書『マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』(主婦の友社)によると、眠いサインにはもっと種類がある。

 そわそわする、目を大きく開く、叫ぶ、背中を反らせる、転ぶ、物にぶつかる…これらも実は眠くなったときのサイン。だが初めての育児中の親だと、これらが眠いからしているしぐさだとは気づかないかもしれない。

 愛波先生によるとサインに気づくことも大事だが、まずは赤ちゃんの「活動時間」を守ったスケジュールで毎日過ごすことが重要になる。

思ったより短い? 生後1カ月で起きていられるのは約40分

 活動時間とは赤ちゃんが無理せずに機嫌よく起きていられる時間のこと。月齢ごとに長さが異なり、それ以上長く起きていると疲れすぎてしまい、昼寝に影響したり、夜泣きが起きる可能性がある。よく【赤ちゃんは疲れたら寝る】【まだ疲れていないから寝ない】と思われがちだが、実は間違っている。疲れる前に入眠させなければならないのだ。各月齢の活動時間は表の通りで、大人が思っているよりも短い。

マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方

 ほかにも、寝るときの部屋の明るさや温度・室温などの環境を整える、寝る前の習慣づくり(ねんねルーティン)をするなど、睡眠のための土台を整えることで、確実に赤ちゃんのねんねトラブルは軽減していく。

・夜泣きが続いてつらい
・寝かしつけに時間がかかる
・昼寝をしない
・夜に何度も起きる
・添い乳がやめられない
・夜の授乳はいつまで続けてOK?
・早朝起きが止まらない
・背中スイッチが入ってしまう
・2人以上の寝かしつけはどうすれば?
・添い寝からベビーベッドへ変えたい
・夜ふかししたあとの立て直し方

…など、赤ちゃんの「ねんね悩みあるある」としてよく聞く声に、具体的な解決方法をマンガと文章で説明している。各家庭の悩みに合った解決策を探すことができるだろう。

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