離島移住マンガ『髪を切りに来ました。』3巻発売! あたたかいストーリーに「心洗われるなぁ…」と大きな反響

マンガ

更新日:2021/4/21

髪を切りに来ました。 3巻
『髪を切りに来ました。』3巻(高橋しん/白泉社)

 高橋しんの手掛ける話題沸騰中のマンガ『髪を切りに来ました。』(白泉社)の3巻が、2021年4月5日(月)に発売された。“ふつうの生活”が愛しく思えるようなストーリーに、ネット上では「ほっこりして、心洗われるなぁ…」「読んであったかい気持ちになりました」「胸がきゅんきゅんむずむずするぜ…」と絶賛の声が相次いでいる。

 物語の主人公は、沖縄の離島「ハルタ島」にやって来たワケありの父子。東京で美容師として働いていた父親の睦と小学生の息子・一星を中心に、物語が展開していく。不慣れな土地での生活に、最初のうちは苦労を強いられていた睦。そんな中、沖縄の緩やかな空気や島の人との交流、おいしい食べ物を通じて、少しずつ現地に溶け込んでいく。しかしそれも束の間、島の青年会に顔を出すようになった睦には大人の付き合いが待っていた──。

 作中では、思わず目を奪われてしまうような美しい風景や、沖縄ならではの郷土料理が丁寧に描かれている。ページをめくるだけで、まるで自分もそこに暮らしているような気分となり、日常生活を忘れてしまうはずだ。また物語を彩る島民たちは、どれも現実にいそうなキャラクターばかり。睦と一星が島民と触れ合い、打ち解けていく過程はドキュメンタリーのようにハラハラさせられる。

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 最新刊となる第3巻で描かれたのは、「大人の付き合い」をめぐるエピソード。ハルタ島では「人付き合いや集まりは絶対」だと念を押されてしまった睦は、一星を1人自宅に残し青年会の会合に顔を出すことに。一星にとっては初めてのお留守番、睦にとっては初めての青年会。2人はこれまで知らなかった世界に挑戦していく。

 未知の世界に触れていく親子の生活に、読者たちも興味津々といった様子。ネット上では、「相変わらず一星くんの可愛さに泣けてしまう」「少しずつ表情豊かになる睦さんと、少しずつ世界を広げていく一星くんが眩しくて、やっぱり切ない」「島の人たちに馴染んでいく睦さんと、島での楽しみを少しずつ見つけていく一星くんの親子がとても可愛かった」といった感想が上がっている。

 新型コロナウイルスの影響で気軽に旅行に行けなくなってしまった昨今。同作を手に取って、離島での生活を疑似体験してみてはいかがだろうか。

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