「なんでそんなことやるの?」チクチクするひと言への対処法を伝授

暮らし

公開日:2021/4/30

チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本
『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』(大嶋信頼/大和書房)

「なんでそんなことやるの?」
「言い方がすごく不快なんだけど?」
「あまり人の気持ちを考えてないよね」

 あなたの周りに、こんな気になるひと言をズバズバと投げつけてくる人はいないだろうか。敏感な人にとっては、そうしたひと言がずっと頭に残ってしまい、過剰に傷ついてしまうこともあるだろう。

『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』(大嶋信頼/大和書房)を読めば、「ほんのひと言」で傷つけられたことが少し和らぎ、これからは堂々と対処できるようになるかもしれない。とは言え、必ずしもズバッと言い返さなくても大丈夫。本書では、「頭が真っ白」にならなくなって、冷静な気持ちを持てる方法を伝授してくれる。

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 著者の大嶋信頼さんはベストセラー『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』でも知られ、臨床経験はのべ9万件にも及ぶ心理カウンセラーだ。大嶋さん自身も「ほんのひと言」で傷ついた経験があり、それを乗り越えてきた体験があるという。

 第1章では、「ほんのひと言」が多く列挙されている。記事の冒頭に挙げた言葉は、その例だ。

 職場で「なんでそんなことやるの?」と言われたら、批判されているように感じてしまうこともある。家に帰ってからもその言葉が忘れられず、「こうすればよかった」と後悔したり、怒りが湧いてきたり……。大嶋さんも、かつてはそうだった。

“遠い過去に言われたことなのに、まるで目の前で言われたような感じがして、何度も頭が真っ白になってしまっていました”

 パートナーや友人から「言い方がすごく不快なんだけど?」「あまり人の気持ちを考えてないよね」と言われたら、「どの発言が不快にさせてしまったんだろう?」「あの行動が悪かったのかな?」と、全てが疑心暗鬼になってしまうかもしれない。

 大嶋さんは、理不尽に感じることが起きるときには「良い・悪い」や「なんで私だけ」といった「白黒思考」が影響している可能性があるという。対処として、「いい加減」や「適当」を身につけられたら、頭が真っ白になりにくくなるとか。

 例えば、「なんでそんなことやるの?」と言った上司は、批判したかったわけではなく、単純に理由を知りたくて尋ねていただけかもしれないのだ。第2章以降では、その詳しい対処法が紹介されているので、必読である。

“「頭が真っ白になる!」というのは「才能」なんですけど、本人がその才能を自覚していない”と大嶋さんは断言するが、その理由とは? 自身を「HSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)」と感じている人にも参考になるかもしれない。

文=遠藤光太

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