ヒグマから逃げる時NGな行動は……? 3択クイズで学ぶ危険生物の「危険な」理由

出産・子育て

公開日:2021/5/5

講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 超クイズ図鑑

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監修:
出版社:
講談社
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講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 超クイズ図鑑
『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 超クイズ図鑑』(講談社:編、今泉忠明:監修/講談社)

 読者の皆さんは「危険生物」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。例えば動物園で見るトラやライオンたちの雄々しさには惹かれてしまうものだが、それはあくまで檻の外から見ているためであり、間近に迫られたら魅力を感じる余裕などない。そんな時は逃げるに限るが、予め危険生物の知識があれば、大いに役立つはずだ。

『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 超クイズ図鑑』(講談社:編//、今泉忠明:監修//講談社)は、危険生物の知識を3択クイズ形式で学べる一冊図鑑だ。児童書だと侮ってはいけない、子供たちが学ぶ入門書であるからこそ、端的に内容を伝えるべく洗練された構成なのだ。ましてや、基となる『「講談社の動く図鑑MOVE』」シリーズは迫力のある図説に加え付属DVDでNHKのアーカイブ映像も見られる大人気シリーズなのだ。ではどのような内容なのか、小生が気になる問題を紹介しよう。

【カモノハシの武器はなに?】
1:くちばし 2:毒づめ 3:だ液

 正解は2番。危険生物を集めた本書だが、意外にも冒頭は可愛らしい雰囲気の珍獣カモノハシを紹介。しかし、その外見と裏腹に後ろ足のかかとに毒づめを持っており、オス同士の縄張り争いにも使われる。そして、その威力は犬も死んでしまうほどだ。可愛いからと無理に抱っこしようとしてはいけない。なお、哺乳類で毒を持った生物は他にハリモグラだけ。

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【ヒグマから逃げるときに、まちがっている行動は?】
1:木に登る 2:ゆっくり後ずさりする 3:荷物をとりかえさない

 正解は1番。日本一の猛獣ヒグマは国内では北海道のみに生息し、保護対象となる程に生息数は減少している。一方、保護政策のおかげで徐々に数は増えているが、今度は獣害対策も必要に。まれに人的被害もあり、死者も出ている。万が一にも遭遇したら、荷物はそのままにしてゆっくりと後退しその場を離れるに限る。決して木に登ってはいけない。ヒグマも木登りが得意なのだ。

【ヤマカガシの毒はどうやってできる?】
1:ヒキガエルを食べてその毒をたくわえる 2:体の中でしぜんとできる 3:クモを食べてその毒をたくわえる

 正解は1番。ヤマカガシは赤と黒と黄のまだら模様が印象的なヘビで、水田地帯でよく見かける種だ。 小生も小学生時代に地元で何度も遭遇した。当時の小生らは毒蛇だという認識がなく、平気で追いかけまわしていたが、読者の皆さんは絶対に真似せぬよう。なお、ヒキガエルの毒性も東日本と西日本で違っており、それに伴いヤマカガシの毒も違いがあるそうだ。

 最後にクマやヘビより最も身近にいる危険な存在を紹介したい。

【新型コロナウイルスはどうして石けんで手を洗うと予防できるの?】
1:殻がとけてウイルスが壊れるから 2:破裂してウイルスが壊れるから 3:しぼんでウイルスが壊れるから

 正解は1番。令和元年の末から徐々に話題となり、翌年には日本国内でも広まり多くの感染者が出ている。感染対策には衛生管理の基本、石けんによる手洗いが有効である。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はタンパク質の殻の外側に脂の膜を持つが、それは界面活性剤で溶けてしまうのだ。厄介な存在との印象だが、実は貧弱なものだ。余談だが、ウイルスは一般的に生物の定義に当てはまらないとされる。なんとも不思議な存在なのだ。

 小生が個人的に気になる4問を紹介したが、本書は全部で110問もの危険生物クイズが掲載。中には普段は危険だと気づかない生物も。君子危うきに近寄らず。読者の皆さんも気軽に読める本書で、危機回避に努めてほしい。

文=犬山しんのすけ

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監修:
出版社:
講談社
発売日:
ISBN:
9784065224953