美容院でオーダーしても「なんか違う…」という人必見! ヘアスタイリストが教える「雰囲気のいい人」になる簡単テクニック

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公開日:2021/5/28

雰囲気がいい人のやっていること
『雰囲気がいい人のやっていること』(浦郷栄二/総合法令出版)

 できれば、初対面で好印象を与えたい。それから「雰囲気のいい人」として好かれたい。これは、全人類共通の願いではないだろうか。だが、「雰囲気のいい人」とは、どんな人を指すのだろうか? イメージはあれど、パッと表現するのはなかなか難しい。目標がわからない……。そんな時、『雰囲気がいい人のやっていること』(浦郷栄二/総合法令出版)が助けになってくれる。ヘアスタイリストである著者が編み出したメソッド「インプレ」を通じて、なりたい自分を探り、雰囲気のいい人を目指す本だ。

心の状態は外にも表れる! トータルメソッド「インプレ」で自分をチェンジ

 美容院でオーダーをして「なんか違う」となってしまう。頑張っているのに、なかなか理想に近づけない。そんな経験は誰しもあるはず。実は「なりたい自分」がどんな雰囲気で、どういう人なのか理想像がハッキリしていない、そして今の自分を肯定できていないことが原因かもしれない。

 著者自身も美容師として接客する中で、悩んだ結果、「3つの意識改革」をもとに自分自身を見つめ直し、本来持っている魅力を引き出す手法「インプレ」を開発したという。

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①自分や世界を肯定して、コンプレックスを手放す
②自分の理想像を持ち、ヘアスタイルなどの外見で表現する
③体の中心軸を整えて、心身共に力を抜く

 雰囲気のいい人はコンプレックスだけを見つめない。木ばかり見つめず、森を見て、さらに意識が外に向いている、外見の「フレーム」を捉えているのである。

コンプレックスと向き合うワークを通じて「美しさ」を手に入れる

 コンプレックスは誰にでもある。わかっていても私たちはつい、「欠点」にばかり目を向けてしまい自分を追い詰めがちだ。

自分の美しさを誰よりも自分で理解する。そして「自分は美しい」という自信を持ってそれを表現すれば、私達も人の心をつかむことができる。

 目が小さいからアイメイクを濃くする、肌が汚いから一点のシミも残さないようにコンシーラーでスキなし肌を……と、こうしたメイクは「隠れ蓑」。自分を守る壁、つまり意識が内側に向いている人のすることなのだ。

 しょんぼりした人はぜひ本書に載っているさまざまなワークを試してほしい。「憧れている人は誰?」「認められたい人からどんな言葉で褒められたい?」など、ワークは幅広く、意外とボリュームがある。自分の見たくない部分があらわになることもあるので、一部キツいと感じるかもしれない。

 ただし、やってみるとかなり面白いので、心理テストのような感覚で試してみよう。まず、自分の内面とじっくり向き合う。そうすると、おのずと外見の方針が見えてくるから不思議なものだ。大事なのは「自分らしさ」を捨てないことである。

立ち方を変えるだけで変化は起こる! すぐできる方法も試したい

 ワーク以外にも目や頭をほぐす筋膜リリースや体の「コア」をキープする立ち方など、すぐに変化が実感できる方法もたくさん載っている。

 とにかく、今まで生きてこられたのだ。自分自身の魅力や良いところをできるだけ見つけて、肯定してみる。その上でさらにどうなりたいかを探っていこう。少なくとも昨日よりは、なりたかった自分に一歩近づけているはずだ。

文=宇野なおみ

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