朝ごはんで肌の悩みを改善!? Twitterで話題の皮膚科専門医が目的別にメニューを紹介!

健康・美容

公開日:2021/6/10

おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる
『おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる』(小林智子/ワニブックス)

 乾燥や花粉、汗、紫外線など、肌への負担となる要素は一年中尽きることがない。おまけにストレスや食生活の乱れ、睡眠不足なども加わり、現在進行形で日常的に肌荒れに悩まされている人も多いはず。しかし「肌荒れ」と言っても、その原因や症状はさまざま。自分の肌荒れはどうすれば改善されるのか、適切な処置が分からない人もいる。そんな人にぜひ読んでほしいのが『おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる』(小林智子/ワニブックス)。

 本書は朝ごはんを中心とした食生活で必要な栄養を補い、内側から肌質の改善を目指していくための本。目次が症状別になっているため、自分の悩みに合った対処法を見つけやすいのも嬉しいところ。

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■カサカサ肌の人向け朝ごはんは「にんじんしりしり玄米おにぎり」

おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる

 例えば、カサカサ肌の人。空気が乾燥する秋冬はもちろん、クーラーや汗の蒸発などでもカサカサしてしまいがち。筆者も物心つく前からずっと乾燥肌で、どうにか保湿力を上げられないものかと常々思っている。

 このカサカサ肌の原因は、本来皮脂膜が果たすはずのバリア機能の低下だそう。バリア機能が低下することで、角質層に水分を保てなくなり、すぐに蒸発してしまうのだとか。また、外界の刺激が角質層に届きやすく、炎症や肌のダメージも招きやすいという。では、これを改善するには何を食べればいいのか。

 本書によると、たんぱく質やビタミンA、肌の水分量をアップさせてくれるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている「にんじん」や「スモークサーモン」がオススメとのこと。27ページには、多めに作ってストックしておきたい「にんじんしりしり」の作り方も紹介されている。これを作って玄米ご飯に混ぜ込めば、これ1品で朝食として十分成り立つおいしいおにぎりが完成する。

おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる

 早速おにぎりに混ぜ込んで食べてみたところ、にんじんの甘みに醤油とみりんの甘辛く香ばしい味つけがよく染みていて、それがご飯に絡んで絶品! 時折顔を覗かせる炒り卵も良いアクセントになっている。具だくさんにすれば満腹感も得られるため、糖質の摂りすぎも抑えられそう。今回は併せてオススメされていたスモークサーモンもプラスしてみた。にんじんしりしりを作り置きしておけば混ぜ込むだけであっという間なので、これでカサカサ肌が改善できるならぜひとも継続してみたい。

■ニキビが気になる人向けの朝ごはんは「バジル風味のハム卵サンドイッチ」

 また、カサカサ肌と並んで肌トラブルとしてよく挙がるのがニキビ。適切なケアをしなければあとが残ってしまうこともあり、どうすれば消えるのかと悩んでいる人も多い肌トラブルの1つだ。マスクに擦れれば潰れて血がついたり痛みを感じたりすることも。

 このニキビの原因は、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れによるアクネ菌の増殖。アクネ菌が増殖することで、炎症が起きてしまっている状態だとか。ストレスや生活習慣の乱れ、紫外線ダメージなどが主な原因として挙げられている。

 そんなニキビに効果を発揮してくれるのが、皮脂の分泌を抑えるビタミンB2とB6、ターンオーバーを整えてくれるビタミンCを効率よく摂れる「ハムたまごサンド」。35ページには、ハムと卵のほか良質なオイルが摂れるジェノベーゼソースなどをプラスした「バジル風味のハム卵サンドイッチ」の作り方も紹介されている。

おくすり朝ごはん 皮膚科医が肌荒れしたら食べる

 ハム4枚にチーズ2枚、目玉焼きにジェノベーゼソースと、朝ごはんとしてはそこそこボリュームのある組み合わせだが、ブロッコリースプラウトをたっぷりと挟み込むことでサラダ感が出て程よいバランスに仕上がっていた。ニキビができやすいときに油っぽいものはNGだと考えがちだが、良質な油を適量摂ることは大事。また、腸内環境を整えるために食物繊維もしっかり摂ることが大切とのこと。

 この「おくすり朝ごはん」では、ほかにも毛穴問題やテカリ、紫外線トラブル、くすみやシミ、髪に関するトラブルなど幅広い問題に立ち向かうための朝ごはんや基礎知識、ケアの仕方が紹介されている。今からの時期は、特に紫外線や日差し、汗などで肌も髪も荒れてしまいがち。夏の終わりに後悔しないよう、今抱えている悩みとおさらばできるよう、毎日できることから始めてみよう。

文=月乃雫

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