男も女も必読! えぐるほどに痛く正しくまっとうな、女子力&モテの指南書

コミック

2012/8/22

アラサーちゃん

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : KADOKAWA
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:峰なゆか 価格:720円

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田中みな実アナにイラっとするのはぶりっこのせいじゃなくて、世の中の女子は男が思うほど彼女に嫉妬したりむかついたりしていないよ、でもどう説明していいかわかんねえなあ!……ということの答えがこのコミックに詰まっていたような気がします。元AV女優でライターの著者の、“女子”という生き物を描き切ったその洞察力と観察眼に、とりもなおさずひれ伏す勢いです。

女というのはとにもかくにも面倒くさい生き物です。ちやほやされたい、だけど集団から浮きたくもない、男に媚びたくもないけれどモテたい、だけどその他大勢の男になんてモテたくない、ピンポイントに好きな人に愛されたい。理解されたいけれど簡単にわかったような顔なんてされたくない!
そんな自意識ゆえに紆余曲折をくりかえし、ときには風呂場で過去を思い出して「あああああっ」と悶絶する。なりたい自分となれる自分の落差を知って、少しずつあきらめとしたたかさを身につけていく。そんな経験による学習を人(男性)は「計算」と呼ぶわけですが、はっきり言って、意識的無意識的にかかわらず計算しない女などおりません。計算することは純粋さとは比例しない! ということをこのコミックを読んで男性諸君にはぜひ理解していただきたい。過剰な自意識ゆえに計算することを放棄し、まちがった自然体を邁進する「サバサバちゃん」の姿に、思い当たるふしがありすぎて心がえぐられたのは内緒です……。

このコミックに登場するのは、巨乳ボディコンのアラサーちゃん、女子力最高値のゆるふわちゃん、ザ・眼鏡男子の文系くん、イケメンチャラ男のオラオラ君など、類型化された男女のみなさん。でもただの類型にとどまらず、出てくる女子それぞれのなかにたぶん、女の人ならだれでも持っている部分が潜んでいます。「私は○○ちゃんタイプだなー」なんて気軽に読みすごしていると、意外なキャラクターの一言で痛烈なボディブローをくらったりするのです。

女性には、特に社会人になった女性にはぜひ1度読んでいただきたい。そして男性諸君にもぜひとも読んで、女心を理解していただきたいものです。もちろん、性のおはなしもたいへん赤裸々なので、へたな啓発本読むよりもよっぽどタメになるよ!


登場人物に細かい年収・職業設定もされているところがポイント

姐さん勉強になるっす……なモテ講座は必読

こうはなりたくない、けれどわかってしまう言い訳の嵐。計算を捨てた女とはこういうこと

つい笑ってしまう女の本音も炸裂。……泣いちゃうものもあるので注意