あえて太ってスリム化した実験記録! フォロワー59万人の大人気ダイエッターが伝える究極メソッド

健康・美容

更新日:2021/7/1

一生、Beforeのままでいいの?
『一生、Beforeのままでいいの?』(ちぃ:著、福島モンタ:イラスト/主婦の友社)

 意志薄弱。どんなダイエットを試しても三日坊主。「どうして私のダイエットは長続きしないんだろう」「努力せずにやせられたらいいのに…」なんてことに悩む人は少なくないだろう。

 そんな人は、『一生、Beforeのままでいいの?』(主婦の友社)を読んでみてほしい。この本は、Instagramでフォロワー59万人(2021年6月現在)を誇る人気のダイエッター・ちぃさん(@chii158cm)によるダイエット本。働きながら2児の子育てをする彼女は、留学をきっかけにおデブ体型になりダイエットとリバウンドを繰り返していたというが、病気をきっかけに一念発起し、健康的な美ボディをGET。それにもかかわらず、“あえてリバウンドしまたやせる”という壮大な人体実験「デブ化スリム化大実験」に挑戦し、話題を呼んだ。太るとどうなるのか、体型を戻すにはどうしたらいいのか。ちぃさん曰く、意志の弱さは性格じゃない。太れば誰だって体が重くなり、面倒くさがりになるのだ。この本は、ちぃさんが身をもって経験したことをベースに、おデブな思考グセを直し、ダイエットを成功させるための方法を教えてくれる。

一生、Beforeのままでいいの? p.22

運動しようと計画して、何年たった? 大切なのは「今、この瞬間何ができるか」

 あなたはダイエットを辛いものだと思ってはいないだろうか。ちぃさん曰く「こんな生活一生続けないといけないの?」と苦に感じる時点で、そのダイエット法はあなたにあっていない。大事なのは、「これならできるかも?」という小さな積み重ねで、少しずつメンタルと体形に変化を起こすこと。やる気スイッチはあえて入れずに、脳が気づかないレベルでじわじわ始めていくのがダイエット成功のコツだ。ダイエットに取り組む上で、ちぃさんが大切にしていたのは30秒。ベッドから起きる前に、トイレに行くたびに、靴を履く前に、ひとつでもいいから運動し、習慣にする。ちぃさんは、運動を始めたころは、体力がなさすぎて、寝ながらできるものを中心にやっていたという。まずは、体を動かそうというマインドを育てていき、徐々にステップアップを目指していくといいのだ。

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一生、Beforeのままでいいの? p.34

一生、Beforeのままでいいの? p.96-97

数字が挫折の原因に…体重以外の変化に敏感になれ

 ダイエットを始める時にやりがちなのが「1カ月で◯kg落とす」という目標。数字ばかり気にすると、「あれだけやったのに全然体重が減らない」と挫折しがち。心に留めておいてほしいのは「やせる=体重を落とす」だけではないということ。体重が増えたのに引き締まっている現象が筋トレには起こりうる。ちぃさんの場合、4カ月で体重は500gしか減らなかったが、ウエストは10cm以上、二の腕は7cm減った。体重はひとつの目安でしかないのだ。

一生、Beforeのままでいいの? p.38

ドカ食いするくらいなら、食べたいものを一口食べて満足感を得よう

 食べることが大好きなちぃさんは、無理な食事制限をせず、食事改善のみでダイエットに成功したという。炭水化物は抜かないし、揚げ物や甘いもの、ラーメン、パスタも食べる。頻度や量を調整したり、調理法や調味料で工夫したりしながら食事に満足感を出すことを心がけたのだそうだ。たとえば、豚しゃぶは肩ロースをメインにして、最後に一口だけバラを食べる。生理前やストレスでいっぱい食べたい時は、皮なしの鶏むね肉。豚バラに比べてカロリーが3分の1しかないから、3倍の量を食べられる。鶏むね肉をメインで食べつつ、から揚げなどの高カロリー食は副菜として最後に一口だけ。ヘルシーで満足できる食事を習慣づけられるようにしよう。

 ダイエット成功者のちぃさんの言葉は、ハッとさせられるものばかり。何をやっても続かなかったという人も、この本ならば、ダイエットを続けるきっかけが見つけられそう。あなたもちぃさんのアドバイスを元に、小さな一歩を大切に、健康的な体を手に入れよう!

文=アサトーミナミ

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