アニメ2期開始目前! 今からでも間に合う『半妖の夜叉姫』1期振り返り直前予習

アニメ

公開日:2021/9/28

半妖の夜叉姫
©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

※本記事は作品の内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

 2020年の秋から約半年間放送されたTVアニメ『半妖の夜叉姫』は、『犬夜叉』(高橋留美子)のスピンオフ作品である。その弐の章(第2期)が、2021年10月からいよいよ放送開始となる。

『半妖の夜叉姫』のポイントは『犬夜叉』のスピンオフかつ続編で、TVアニメ用のオリジナル企画だということ。原作コミックもないため、本稿のライターは先の読めない展開を毎週楽しませてもらった。

 この記事ではそんな話題作の第2期が始まるに前に、第1期を振り返る。アニメオリジナルの「るーみっくわーるど」。『半妖の夜叉姫』とはどんな作品であるのか、その魅力をご紹介していきたい

 長い長い物語だった『犬夜叉』をすべて読んで(見て)いなかった方も、第1期を見ていなかった方も、本記事で予習をすれば、第2期をスムーズに楽しめるはずだ。(以下、最新情報含め、本作のネタバレがあります)

advertisement

主人公は殺生丸と犬夜叉の娘たち、3人の“夜叉姫”

 舞台は令和の現代から約500年前、戦国時代の日本。どんな願いもかなえる力があるといわれる“四魂の玉”をめぐる戦いを終えた日暮かごめと犬夜叉、彼の兄・殺生丸。それから十数年後、犬夜叉とかごめの娘、殺生丸の双子の娘たちが主人公となり、新たな物語が幕を開ける。彼女たちは“夜叉姫”と呼ばれ、後述する三者三様の理由で妖怪と戦うのだ。まずは、夜叉姫3人のキャラクターとストーリーを紹介しよう。

【とわ】
 殺生丸と人間・りんの娘で、犬夜叉と同じ半妖(妖怪と人間のハーフ)である。銀色の虹色真珠の持ち主で、父親から受け継いだ銀髪が特徴。生まれてすぐ殺生丸による「剛臆の試し」(ごうおくのためし=獅子の子落とし)が行われ、双子の妹であるせつなと共に人里から離されて育つ。しかし10年前にせつなとはぐれ、時間を超える力を持つ時代樹の力で1人だけ現代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った日暮かごめの弟、草太の養女として成長する。妖力は抑えているものの、力を持て余して喧嘩にあけくれ、当然連戦連勝。“この世界には弱いやつしかいない”といつも考えていた。14歳のある日、現代にタイムスリップしてきたせつなと、いとこにあたるもろはと出会い、記憶を失っていたせつなのために妖怪と戦うことを決意する。

【せつな】
 とわの双子の妹。金色の虹色真珠の持ち主で、母・りん譲りの黒髪をポニーテールにしている。「夢の胡蝶」により眠りと夢を奪われ、姉妹が別れるきっかけになった火災以前の記憶を失っているため、とわを姉と認められない。めったに感情を表に出さないが、強い妖力を秘めており、暴走時には右腕に“血刀”が出現する。弥勒の義理の弟・琥珀たちと共に、退治屋として妖怪と戦っていた。

【もろは】
 犬夜叉と日暮かごめの娘で、とわたちとはいとこ同士。赤の虹色真珠の持ち主。半妖の子供なので四半妖とも呼ばれる。性格は明るく、マイペース。戦闘力と嗅覚、荒っぽい口調は父親譲りで、容姿と霊力はかごめ譲りだ。唇に紅をさすことで、短時間だが大妖怪の血を覚醒させ「国崩しの紅夜叉」に変化できる。ある理由で、妖怪を退治してその死骸を売る賞金稼ぎとして生計を立てている。通り名は「化け殺しのもろは」。

 殺生丸、弥勒・珊瑚夫婦とその子供たちも登場し、楓も健在だ。彼らの力も借りて、“夜叉姫”たちは大妖怪・麒麟丸(きりんまる)と、その配下である妖怪たちとの戦いに挑む。

あわせて読みたい