婚活女性はかくも大胆? 婚活の驚くべき実態を実体験と取材で探る

小説・エッセイ

2012/9/23

婚活したらすごかった

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : 新潮社
ジャンル:教養・人文・歴史 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:石神賢介 価格:648円

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40歳を過ぎて、突然、結婚したくなった著者(男性)の実体験と取材を基にした婚活の実用書かつ実録書。著者の仕事はフリーランスの著述業。経済的には安定していなく、容姿はお世辞にもかっこいいとは言えず、離婚暦も1回。本人が自負する他人より優れた点は、コミュニケーション能力の高さ。初対面の人ともまるで古くからの友人のように接せられる著者は、聞き上手でもあるそうです。

「それだけの長所で、厳しい婚活市場で、戦い抜けるのかしら?」と、そんなことを考えながら読み始めましたが、結果はともかく、著者は多くの女性と出会い、びっくりするような体験を重ねていきます。第1章の章タイトルは、「気がつけば彼女は四つん這いだった ネット婚活編」と刺激的。「Mの客室乗務員」、「ブスっと刺して!」と、タイトルをさっと見ただけでも、著者がおもしろい体験を重ねたことが想像できます。

婚活といってもいろいろな手段があります。本書では、著者の体験に基づく「ネット婚活編」、「お見合いパーティー編」、取材を基にした「結婚相談所編」、「海を渡って婚活編」と、婚活の実態を多角的に探っています。それぞれの方法のメリット、デメリットをきちんと示している点は、真剣に婚活しようとする方にとって、非常に実用的。しかし、この本の魅力はなんといっても、それぞれのエピソードのおもしろさだと思います。真剣に短期間で最良の相手を見つけようとするが故なのでしょうか? 時に女性たちは、著者の前で驚くべき行動にでます。

婚活を意識しない方にも、楽しい読み物としてお勧めの一冊。独身アラフォー女子の私は、「やはりここまでがんばらないと相手は見つからないのかもしれない」と、婚活の厳しさを再認識しました。


第4章の章タイトルは、「日本女性はモテすぎる」。なんと婚活のために、海外まで出向く女性がいるのですね。巻末には、「超実用的婚活マニュアル」なんていう便利なものまでついています

「夏のある朝、目が覚めたら、結婚を意識した。」という著者。「理由は自分でもわからない」というが、人はふとしたとき、そんな気分になるのかもしれませんね