絵心もセンスもなくて大丈夫! マネするだけで可愛く仕上がる手帳・ノート術!

暮らし

公開日:2021/11/5

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK
『絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK』(SE編集部/翔泳社)

 手帳が新しい年のものへと切り替わるこの時期、毎年のようにお気に入りの手帳を探し求め、シールを買って、「今年こそは可愛い手帳を作るぞ!」と意気込んでいる。しかし筆者、これを1年続けられた試しがない。もちろん予定自体は管理のために記入するが、1~2か月で装飾がなくなり、半年経った頃には黒いボールペンとマーカーのみというとてつもなくシンプルなページに様変わりしてしまう。

『絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK』(SE編集部/翔泳社)は、筆者のような女子力迷子な人を救ってくれそうな、手帳やノートを簡単に可愛く楽しくするためのアイデア集。そもそも、手帳を可愛くしたい欲求はあるのになぜ続かないのか。それは恐らく、「なんか違う」が積み重なって面倒になるから。絵のセンスもなければ字体も普通である筆者では、「こうしたい」という理想の手帳にまったくもって届かない。しかし本書なら、「絵や字が苦手でもかわいく仕上がる」よう、SNSやYouTubeで人気のアーティストたちがノウハウを伝授してくれるらしい。

advertisement

影をつけたり伸ばしたり…… 文字をアレンジして可愛く!

 お手軽に可愛くする方法として最初に挙げられているのが、文字のアレンジ。文字のアレンジというと、カリグラフィーやレタリングなど難易度高めのものを想像してしまうが、本書で紹介されているのはもっと簡単なもの。

 例えば「文字に影をつけてみる」という手法。

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.16

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.17

 好みのカラーペンなどでいつも通り文字を書き、それを日が当たって影ができているかのように縁どる方法だ。もちろん文字本体をオシャレにするとより洗練されたデザインになるが、普通に描いた文字でも何となくそれっぽく見える。な、なるほど……!

 文字のアレンジはこのほかにも「文字の一部を伸ばしてみる」「アルファベットの中に文字を書く」など多数紹介されていて、文字自体をアレンジするだけでこんなにも「デザイン」感が出るのかと驚く。

まとまらない時は、セットのシールや付箋をフル活用!

 また、絵が描けなくても、セットになっているシールをふんだんに使うことで一気にオシャレ可愛い雰囲気に。シールにも手描き風などいろいろなバリエーションがあるので、気に入ったテイストのものをまとめて買っておくと便利そうだ。さらに、シールには単純なデコレーション以外の使用方法も。丸シールを並べて貼って中に文字を書いたり、アルファベットシールを単語にして別なのシールと組み合わせたりと様々な方法が紹介されている。

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.64

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.65

 このほかも付箋やマーカー類を使う方法、絵心がなくても描けるミニイラストを活用する方法など「これならできそう!」と思える手法ばかりで、無限の可能性が見えてくる。手帳ってこんなに自由だったのか。こうなると、普通のノートを買ってきてイチから自分仕様の手帳を作ってみたくなる。さすが人気アーティストたちが実践している技だ。

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.106

絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK P.107

 どんなものを買えばいいか分からない、という人には、「おすすめデコ・アイテム」のページも参考になりそうだ。

 こうしたデコレーション方法のほか、ページが埋まらない時の「手帳・ノートの使い方アイデア」にもお役立ち情報が満載! 筆者も、手帳の後半についていることの多い自由なページがいつもただのメモ帳になってしまっていたが、ここをうまく活用できればもっと充実した手帳を作り上げることができそうだ。読書ノートや映画ノート、レシピノートなど、趣味の記録に使う方法が挙げられていたので、ぜひとも実践してみたい。

 自分のセンスに自信がなくても、文字も絵も得意じゃなくても、この『絵や字が苦手でもかわいく仕上がる 手帳・ノート レシピBOOK』があれば理想の手帳・ノートにぐっと近づけられそうだと感じた。今年は、本書を参考にオシャレ可愛い充実した手帳を目指してみたい。

文=月乃雫

あわせて読みたい