若手俳優&天才演出家の熱いバディストーリー『僕たちの幕が上がる』が話題!――読者絶賛の理由とは?

文芸・カルチャー

公開日:2021/12/8

僕たちの幕が上がる
『僕たちの幕が上がる』(辻村七子/ポプラ社)

 小説家・辻村七子氏の最新作『僕たちの幕が上がる』(ポプラ社)が話題だ。読者からは、俳優や演出家にスポットを当てた青春演劇物語に、「めちゃくちゃ面白かった。ページをめくる手が止まらなくて一気に読んじゃいました」「演劇ってスゴい! 役者ってスゴい! 知らない世界の勉強にもなりますね」などと絶賛の声が相次いでいる。

 同作はアニメ化もされた大人気作品『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の著者が手掛ける若手アクション俳優&孤高の天才演出家の青春演劇バディストーリー。ある事件をきっかけに芝居ができなくなってしまったアクション俳優・二藤勝と、今をときめく天才演出家・鏡谷カイトの2人を中心に物語が展開していく。

 カイトから新たな劇の主役に抜擢された勝は、俳優生命をかけて初めての舞台に挑むことに。様々な困難を乗り越えて、勝は劇を成功させることができるのか、またカイトが勝を選んだ理由はなんだったのか…。飄々とした実力派俳優、可愛い子役の少年、不真面目な大御所舞台俳優など、個性的な脇役たちも物語に彩を添える。舞台にかける人々の熱い夢と友情に、きっと魂が揺さぶられるだろう。

advertisement

 発売直後から、読書好きの間で大きな注目を集めていた同作。ネット上には、「本の中の主人公達が舞台という夢の中に生きていて、その舞台の上では百の夢が描かれていて…。読んでいる間キラキラが駆け巡った!」「舞台に情熱を注いでいく大人達。青春ドラマを読んでいるようでした」「舞台の話は初めてだったけど説明が凄く分かりやすくて、勉強になる部分も多かったです」「それぞれ悩みや過去を背負いながらも、ひとつの舞台を形にしていく姿は爽快でした」「びっっっっくりするくらい面白かった。とにかく読みやすい。退屈しない。笑える。泣ける」といった声が続出しており、SNSでも多くの人が読了後の感想を積極的に投稿しているようだ。

 演劇という難しいテーマに挑んだ同作は、学生から大人まで楽しめる読み応え抜群の一冊に仕上がっている。ぜひ一度手に取ってみてほしい。そして、演劇に情熱を注ぐ若者の煌めきを体感してほしい!

あわせて読みたい