映画『パラサイト』に登場したメニューのレシピも! 自宅でも現地味の韓国料理が食べたい! を叶えてくれるレシピブック

暮らし

公開日:2021/12/27

はじめてなのに現地味 おうち韓食
『はじめてなのに現地味 おうち韓食』(重信初江/主婦の友社)

「韓国料理」と聞いて、まず何が思い浮かびますか?

 キムチやスンドゥブチゲ、サムギョプサル、チヂミ、プルコギ……中には辛いインスタントラーメンを思い浮かべる人もいるかもしれません。

 昨今、再び韓流ブームが訪れ、ドラマや映画で描かれる韓国料理=韓食(ハンシク)は以前よりもさらに身近なものになっているのではないでしょうか。スーパーやコンビニでも、韓国料理の食材や調味料、インスタント食品が多く立ち並んでいます。そんな韓国料理の“今”を伝えながら、おうちで現地の味が楽しめるレシピブック『はじめてなのに現地味 おうち韓食(ハンシク)』(重信初江/主婦の友社)が刊行されました。

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 キムチチゲやタッカンマリ、ケェランマリ、ナムルや各種付け合わせなど、韓国の食卓の定番料理はもちろん、マッコリやビール、焼酎などそれぞれのお酒に合う料理、焼酎とビールを合わせて作る「ばくだん酒」など、現地で韓国料理をたくさん食べてきた著者だからこそ紹介できるリアルなメニューの数々に目移りします。

はじめてなのに現地味 おうち韓食 p36

 また、韓国ドラマ通の人であれば、オモニ(お母さん)が大量のおかずをタッパーに詰めて子どもに渡すシーンを見たことがあるのではないでしょうか。そんなオモニの知恵に学んだおかずまでレシピが掲載されています。しめじやナス、三つ葉のナムルや、うずらの卵の醤油煮、さきいかのコチュジャンあえなど、一度作っておけば長期保存できるようなメニューばかりで、仕事で忙しい人の作り置きにもぴったり。

はじめてなのに現地味 おうち韓食 p62、63

 アルミホイルでぐるっと巻かれたキムパプ(韓国の海苔巻き)や、チキンと一緒にビールを飲んだり(「チ」キンを食べながら「メク」チュ(ビール)を飲むことで「チメク」という造語があります)、アルミの鍋でインスタントラーメンを茹でるシーンなども、韓国ドラマではおなじみの光景でしょう。画面の向こうの美味しそうだと感じていた料理は、意外と自分でも簡単に作れちゃうのが嬉しいところ。憧れのあの場面を自宅で再現、なんてのもいいかもしれません。書籍には映画『パラサイト』で作られていた、プルヂャパのステーキのせのレシピも紹介されています。

はじめてなのに現地味 おうち韓食 p42

 レシピだけではなく、韓国流の宴会の楽しみ方や、おすすめの韓国インスタントラーメン、現地気分を味わえる日用品の紹介など、韓国文化をより深く楽しめるような知識もたくさん盛り込まれた本書。とりあえずコチジャンと韓国唐辛子さえあれば本の中のほとんどの料理を作れますが、中には耳慣れない食材や調味料も。ディープな料理にも挑戦したい人は、韓国食品スーパーYESMARTへ。日本にも数多く実店舗があり、オンラインも対応しています。今年の冬休みは、韓国ドラマを見ながらおうちで韓食三昧してみてはいかが!

文=園田もなか

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