累計30万部突破の大人気シリーズ! 読者のリクエストを採用した『あずかりやさん 満天の星』が大好評

文芸・カルチャー

公開日:2022/1/20

あずかりやさん 満天の星
『あずかりやさん 満天の星』(大山淳子/ポプラ社)

 累計30万部を突破した大人気シリーズの最新作『あずかりやさん 満天の星』(ポプラ社)が、2022年1月13日(木)に発売された。癒やされるのにどこか切ないストーリーに、読者から絶賛の声が上がっている。

 同作は東京の下町でひっそりと営業する「あずかりや」が舞台。1日100円でなんでも預かってくれる「あずかりや」に、さまざまな事情を抱えた客が“あるもの”を預けに訪れる…という設定のオムニバス形式の短編集だ。

 今回の『あずかりやさん 満天の星』では、作者の大山淳子氏が読者から“あずけたいもの”を募集するという初の試みを実行。彼女は自身のブログで「読者さんからのリクエストの『あずかりもの』がいくつか登場します。ご応募されたかたは、自分のリクエストが物語のどこかにお目見えしないか、読んで確かめてみてください。応募されなかったかたも、『いつかリクエストしてみようかな』と思ったらチャレンジしてみてください」などとコメントしており、他のシリーズとは一味違うあずかりものも登場するようだ。

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 シリーズの最新作に、読者からは、

「心にじんわり灯りが灯る感じ。この世界観、やっぱり好きだなぁ」
「表紙がすっごく綺麗っ! そして、大好きなシリーズの最新刊! 嬉しすぎる!」
「またいつか読み返したくなる。主人公の人柄も好き」
「店主と客を繋ぐあたたかな人情物語に、読了後、とても心が和んだ」
「読みながら私なら何を預けようか…と考えてしまいました。読者からのリクエストも受け付けているようなので、応募してみようかな?」
「店主の温かさが最高。あの性格になるまでどれほどの苦難を乗り越えてきたのだろうか…過去が気になる」

 といった反響が上がっている。

 作中に広がるのは、現実とファンタジーが織り交ぜられたような魅力的な世界観。しかしその中で、リアリティのある人間模様がしっかりと描かれていく。読んでいるうちに現実と空想の狭間にある「あずかりやさん」を訪れたくなってしまうことだろう。

 短編集ということで、最新刊からでもスムーズに読むことができる同作。この機会に手にとってみてはいかがだろうか…。

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