小説家・小田雅久仁の底知れぬ想像力に酔いしれる! SFオムニバス作品『残月記』の魅力を【マンガ】で読む

文芸・カルチャー

PR更新日:2022/4/11

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残月記
『残月記』(小田雅久仁/双葉社)

 昨年11月に発売された小説家・小田雅久仁氏のSFオムニバス作品『残月記』。およそ9年ぶりの新作ということで、発売から2カ月経った今も読書家の間で大きな注目を集めている。

 キャッチコピーは「ダークファンタジー×愛×ディストピア」。“月”をテーマとしたオムニバス作品で、「そして月がふりかえる」「月景石」「残月記」の3篇が収録されている。ものものしいキャッチコピーからも分かるように、同作は小田氏の底知れぬ想像力に圧倒されること間違いなしの珠玉の一冊。

 表題作の「残月記」は、近未来の日本、悪名高き独裁政治下において、人々を震撼させている感染症「月昂(げっこう)」に冒された男の宿命と、寄り添って生きる女との一途な愛を描いていく。

 著名人からも絶賛の声が相次いでおり、例えば小説家の東山彰良氏は「なんと豊かな物語性だろう。この作品集は娯楽に徹しながら、あきらめとその先にあるものまで見せてくれる」とコメント、書評家の大森望氏は「“月昂”に冒された未来を描く表題作が圧倒的。かくも苛烈で静かな恋愛小説がかつてあっただろうか。小田雅久仁の底知れぬ才能に戦く」といったコメントを寄せていた。

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 また読者からも、「臨場感に満ちた物語のリアリティが半端なく、ぐいぐいぐいと、読み進むほどに作品世界に没頭していきました」「月を題材にした、ちょっとリアルで不思議な3編の物語。ゾクゾクさせられます」「最初の数ページで、その文章力、比喩表現の巧さに引き込まれました」「非現実のリアリティ が凄まじい。非現実が現実を照射する。ファンタジーの醍醐味である」などの反響が。

 そして2022年1月18日(火)には、マンガ家の山北東氏が自身のTwitterに『残月記』の紹介マンガを投稿。独特な色彩やタッチで同作の妖しい雰囲気を表現しているため、目を通せば一層『残月記』への想像力を搔き立てられるはず。

残月記

残月記

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残月記

 2022年の「本屋大賞」にもノミネートされた『残月記』。この機会に、小田氏の紡ぎだす感動のエンターテインメントを体感してみよう。