ユニクロ柳井さんによる日本の将来への提言!

PHP研究所

2012/10/22

現実を視よ

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : PHP研究所
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:柳井正 価格:1,199円

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ユニクロの柳井さんは真のドラッカー信奉者です。講演でも、ヒートテックの成功はドラッカーのいう「顧客の創造」を信じ、追求した結果であるとコメントしています。それを武器に世界へ、特にアジアへ進出してユニクロを急成長させている柳井さん。優れた経営者であればあるほど、今の日本の政治、行政に対しては絶望感を感じるのでしょう。

自らを“政治嫌い”というユニクロの柳井さんが、あえて政治を批判する著書『現実を視よ』(PHP研究所)を9月21日に出版しました。経済成長しなければ、資源のない日本はこれだけ豊かな生活はできない。しかし、バブル崩壊後、まったく成長できていない。成長するためには、新しいシステムに移行したり、新しい産業に投資したりすべきなのに、まったく国には変化が見られない。国民の資産もまもなく尽きる。あとは、急成長するアジアへ行ってその成長とともに歩むしかない。しかもそのアジアの成長にも乗り遅れている、という主張です。

このままでは日本は衰退することを、自身の子供の頃、炭鉱が閉山になって寂れていった山口県宇部市を原体験に、非常に大きな危機感を持って書かれています。確かに、日本人や日本企業に一番足りないのは危機感かもしれません。なんとなくこのまま上手く続きそうな平和で豊かなこの社会ですが、ちょっと考えてみると、国も、大企業もあと50年安泰かといわれるとかなり難しいと思います。

とはいえ、まだまだ資産のある日本。この本の結びにあるように、これからは国がなにかをしてくれるということではなくて、一人一人が何をやれるかを考え、そしてまずできることから実行していくことが最も大切だと考えさせられます。


成長しなければ、日本は持たない。柳井さんの持論です

アジアとともに成長する日本! これが数少ない日本のチャンス

悪平等でも平等がいい今の日本人像が描かれています

ふるさと宇部の衰退と比較して、上海の発展を取り上げています