りんご、豆腐、チーズだってぬか漬けに! お漬け物って本当に簡単、ほったらかしでおいしくなる、すぐに試せる67レシピ

暮らし

更新日:2022/3/15

りえさんの365日のお漬け物
『りえさんの365日のお漬け物』(大島りえ/主婦の友社)

 お漬け物と聞くと、ほっこりとした懐かしい風味…。できれば毎日の食生活に取り入れたい。そう思っている人は多いだろう。「でも、お漬け物って難しそう」「なんだか面倒くさそう」と敬遠している人がいるのも事実。『りえさんの365日のお漬け物』(大島りえ/主婦の友社)では、そんな手間が掛かりそうという漬け物の固定観念を根底からひっくり返すレシピが満載だ。


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お漬け物は昔ながらの手抜き料理!

 漬け物屋の娘として生まれた著者の大島りえ氏が言う「お漬け物ってどんな料理よりも簡単! 昔ながらの手抜き料理」との言葉通り、どの作り方も2~3ステップで完了。こんなに簡単に出来てしまうの!? と驚くくらいの明快さだ。

 漬けてほったらかしで作れるものばかり。まさに面倒くさがり屋さんにぴったりの調理法だ。料理をはじめたばかりの人でも、これなら失敗することはないだろう。

りえさんの365日のお漬け物
↑どのレシピも2~3ステップで作れてしまうほど簡単!

冷蔵庫にあるいつもの野菜でバリエーション豊かに!

 漬け物と一言でいっても、ぬか漬けだけでなく、みそ漬け、塩麹漬け、だし漬けなどがあり、どの漬け方も本書では丁寧に解説してくれている。冷蔵庫にあるいつもの野菜で、こんなにもバリエーション豊かに漬け物ができると、野菜を余らせてしまうことなど、きっとなくなるはずだ。

りえさんの365日のお漬け物
↑たけのこのみそ漬け

りえさんの365日のお漬け物
↑かぶの葉の塩麹漬け

りえさんの365日のお漬け物
↑スナップえんどうのだし漬け

お漬け物の可能性は無限大!

 お漬け物の基本がわかるだけでなく、こんなものまで漬けられるのか…! という驚きの食材が多く載っているところが特に面白い。

 野菜だけでなく、肉や魚も漬けて焼くことで、調味料を使わずに味わい深くなるとのこと。また、豆腐やチーズをぬかに漬けることで、さらにおいしくなると知っている人がはたしてどれくらいいるだろうか。リンゴやキウイ、イチジク、柿などのフルーツも漬けることで、一味違った楽しみ方ができるとはまさに目から鱗だ。どんなおいしさになるのか想像がつかない。ぜひ一度、私もやってみたいと思う。

りえさんの365日のお漬け物
↑調味料がいらない! 鶏の手羽先のぬか漬け焼き

りえさんの365日のお漬け物
↑高級チーズのような味わいの豆腐のぬか漬け

りえさんの365日のお漬け物
↑濃厚な風味のチーズのぬか漬け

りえさんの365日のお漬け物
↑ぬかと相性が最高! 脂ののった銀だらのぬか漬け焼き

りえさんの365日のお漬け物
↑深みのある甘みのりんごのぬか漬け

りえさんの365日のお漬け物
↑クリームチーズと相性抜群のイチジクのぬか漬け

アレンジレシピで、献立も悩まず簡単!

 さらに漬けた食材を使ったアレンジレシピも載っているので、献立に悩んでいる人にも嬉しい。漬けたマグロとアボカドを使った「マグロとアボカドのぬか漬け丼」は乗せるだけで完成。「鶏もも肉とごぼうのぬか漬け炒め」は鶏肉とごぼうを炒め合わせるだけなので、まさにアレンジ手抜き料理。どれも短時間で作れるとは思えない出来栄えだ。

りえさんの365日のお漬け物
↑タレいらず! 濃厚なマグロとアボカドのぬか漬け丼

りえさんの365日のお漬け物
↑切って炒めるだけ! 鶏もも肉とごぼうのぬか漬け炒め

気軽にお漬け物ライフを始めてみよう!

『りえさんの365日のお漬け物』では春夏秋冬ごとにレシピを紹介しており、巻頭に旬の野菜がひと目でわかる「お漬け物カレンダー」が付いているのも便利。

りえさんの365日のお漬け物
↑安くておいしい旬な野菜がひと目でわかる、お漬け物カレンダー

りえさんの365日のお漬け物
↑発酵マイスターでもある、著者の大島りえ氏

「腸活」として発酵食を手軽にとり入れる食生活が、女性を中心に人気で、漬け物を始めようとする人が増えていると聞く。イラストも可愛く、デザインもポップな本書を参考に、お漬け物生活を始めてみてはいかがだろうか。

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