「浮かす」「立てる」「隠す」「なじませる」人気収納系YouTuberに聞く! モノが驚くほど消える4つのルール

暮らし

公開日:2022/4/13

スキマをうめる収納ルール
『スキマをうめる収納ルール』(森の家/KADOKAWA)

 生活スタイルや家族構成が変わると、多くの人にとって悩みの種となるのが収納スペースの確保。チャンネル登録者数33.8万人(2022年3月時点)の人気YouTuber、森の家さんは著書『スキマをうめる収納ルール』(KADOKAWA)のなかで4つのルールを駆使した整理収納術を紹介している。いきなり収納を増やすのは難しいが、収納方法を見直すことで解決できるケースがある。

めんどくさがり屋でも実践できる収納4ルール

 本書を執筆した森の家さんは「モノを減らすよりは好きなモノに囲まれていたい」「ややめんどくさがり屋」と語るが、収納についてはいくつかのルールに則って整理しているという。それは「浮かす」「立てる」「隠す」「なじませる」の4つ。

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何もなかった空間を収納スペースにする「浮かす」収納

「浮かす」収納とは、吊るす、掛ける、くっつけるなどしながら、今まで何もなかった空間に収納場所を作り出す方法。元々あった収納スペースを消費しないほか、モノが取りやすい、水気やヌメリがたまりにくい、家事効率が大幅にアップするなどたくさんのメリットがある。

フライパンや五徳は吊るして収納。コンロの掃除もかなりラクになる
フライパンや五徳は吊るして収納。コンロの掃除もかなりラクになる
シンク下やコンロ下の収納上部に突っ張り棒を渡して、新たな収納場所を作り出す
シンク下やコンロ下の収納上部に突っ張り棒を渡して、新たな収納場所を作り出す

一目でわかりやすく出し入れもラクな「立てる」収納

「立てる」収納は、薄いモノや細いモノが密集する場所に最適だ。本棚や書類整理では一般的な収納方法だが、キッチンやクローゼットなど意外な場所でも大活躍。皿や鍋など重ねてしまいがちなモノも、実は立てて収納することで使い勝手がアップし省スペース化できる場合がある。

頻繁に使う食器は、立てて収納することで迷わずサッと取り出せるようになった
頻繁に使う食器は、立てて収納することで迷わずサッと取り出せるようになった
洋服を立てて収納すれば、どんな服があるのか一目瞭然。薄手の服はケースに入れて立たせる
洋服を立てて収納すれば、どんな服があるのか一目瞭然。薄手の服はケースに入れて立たせる

ごちゃついて見える時に便利な「隠す」収納

 コード類など、どこかにしまうことができない場合は、「隠す」収納が便利。トイレなど収納スペースが少ない場所でも、「隠す」収納を応用すれば空間全体をスッキリと見せつつこまごまとしたモノを収納することができる。

パソコンまわりのケーブル類は、電源タップごとデスクの裏に隠している
パソコンまわりのケーブル類は、電源タップごとデスクの裏に隠している
トイレのお掃除グッズはファイルボックスやフタ付きケースに隠して収納
トイレのお掃除グッズはファイルボックスやフタ付きケースに隠して収納

「なじませる」収納で圧迫感を軽減して部屋を広く見せる

「なじませる」収納とは、収納の色や形や質感を部屋の雰囲気や色に合わせて、自然と溶け込ませるテクニック。ひと部屋の色数を多くても3色以内にすることで、スッキリと洗練された印象にすることができる。収納スペースのスキマをうめるように棚やボックスをそろえれば、圧迫感も軽減され収納力もアップ!

洗面台と洗濯機のスキマにすっぽりと入る棚を設置して空間を有効活用。色を合わせることで見事になじませることに成功
洗面台と洗濯機のスキマにすっぽりと入る棚を設置して空間を有効活用。色を合わせることで見事になじませることに成功

 新生活をスタートさせる人はもちろん、気持ちを切り替えたい人にもオススメの本書。今まで気付かなかった空間のスキマをうめることで、限られたスペースでも機能的に家を整えることができる。ちょっと収納を見直すだけでも暮らしぶりが変わってくるので、実践してみてはいかがだろうか。

【著者プロフィール】
森の家
福岡県在住の主婦YouTuber。収納&整理テクニックや、100円ショップを中心としたプチプラ収納アイテムレビューなどを動画で配信。どの家庭でもすぐ実践できる簡単&丁寧な紹介や、プチプラながらも生活感を感じさせない空間作りが話題を呼び、チャンネル登録者数は33万人を突破。一軒家に夫とネコ3匹と暮らしている。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCwZl6TAgK7acAuYIBWg69Jg
Instagram:@mori_ie
Twitter:@moris_house

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