袋麺だって手軽においしくアレンジ! コンビニ食材も賢く活用! 平日の私を甘やかす「ご自愛ごはん」

暮らし

公開日:2022/4/25

ラクするご自愛ごはん
ラクするご自愛ごはん』(上田淳子/主婦の友社)

 疲れたからこそ、ちゃんとしたごはんが食べたい。多忙な日々の中で、そう思っても、料理にかける時間が取れなかったり、そもそも作る気力が湧かない人はきっと多いはず。

 そんなお疲れな人に手に取ってほしいのが、『ラクするご自愛ごはん』(上田淳子/主婦の友社)。本書に掲載されているのは、ヘトヘトな日でも作ろうと思え、自分を労われる“ご自愛レシピ”。

「洗い物が嫌い」「せん切りが苦手」といった憂鬱を解消し、ごはんづくりのハードルを下げるヒントも収録。平日の「私」を笑顔にすることができる。

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クタクタの日に大活躍! 簡単なのにちゃんとおいしい「ご自愛ごはん」

 仕事や家事、育児など、それぞれの事情で忙しい平日は、時間をかけないごはんづくりを。コンビニ食材や冷凍野菜を上手く活用して、心が和む夕食を楽しもう。

 例えば、「もう何もしたくない」と思うほどクタクタな日は、コンビニに寄るだけで大勝利。レトルトのハンバーグと冷凍アボカド、ピザ用チーズをごはんにのせてレンチンすれば、あっという間においしいロコモコ丼が完成。

ラクするご自愛ごはん

 また、火にかけるだけで勝手に完成する鍋料理も、疲れた日の救世主。

ラクするご自愛ごはん

 いいことがあった日には、めんつゆでパパっとできるすき焼きを自分へのご褒美に。

ラクするご自愛ごはん

 しめにうどんを楽しんだり、余った具を翌日、牛丼にしたりとアレンジも楽しんでみてほしい。

 なお、鍋を出すことすら億劫に感じられる日は、レンジだからこそおいしくできるレンチン料理にチャレンジ。とろ~りチーズとお肉のハーモニーがたまらないチーズタッカルビも、実はレンジで簡単に作ることができる。

ラクするご自愛ごはん

 1杯飲みたい夜は、オーブントースターを味方につけ、こんがりとした「ちくわのピザ風」をつまむのもあり。

ラクするご自愛ごはん

 本書には人気ラーメン「サッポロ一番」のアレンジ法や卵1パックを1週間で賢く使う料理術も掲載されているので、そちらも要チェック。ライフスタイルを考慮しつつ、「頑張らなくてもおいしい」が叶うご自愛ごはんを満喫してみてほしい。

ラクするご自愛ごはん

頑張りたい時にパワーをチャージできる、お手軽「健康ごはん」

 もう少しだけ頑張ろう…と自分に言い聞かせ、心身にムチを打たなければいけない日が私たちにはある。そんな時はどうしても、食事が二の次になってしまいやすいが、頑張っている時こそ、食で栄養をしっかりチャージし、自分を労わることが大切だ。

 体にいい料理は手間がかかるというイメージが強いが、著者は缶詰やサラダチキン、納豆、豆腐といった身近な食材をアレンジするだけでできる「健康ごはん」を教えてくれる。

 中でも、サバ缶は困った時に頼れる食材。調理済みであるため、丼ものや煮込み料理、汁物などに即、変身させられる点が嬉しい。

ラクするご自愛ごはん

ラクするご自愛ごはん

ラクするご自愛ごはん

 豆腐は、ヘルシーな食事を摂りたい時におすすめ。フライパンひとつで作れる「豆腐と豚こまのチャンプルー」は豆腐の水気を軽く切るだけでいいので、下準備の時間が取れない日にも役立ってくれる。

ラクするご自愛ごはん

 なお著者は、健康や、家族のことを考え、日々のごはんづくりを頑張っている人に、時には心のチートデーを作ろうと提案。ドラマなどを楽しみながら片手でつまめる、リラックス重視レシピも紹介している。

ラクするご自愛ごはん

ラクするご自愛ごはん

ちょっとくらいジャンクでもいい、ドラマ見ながら片手で食べたっていい。
自分をよろこばせることを最優先にしてみませんか?

 そんな著者の優しい言葉は、頑張りたいけれど頑張れない日に、つい自分を責めてしまう人に響く。

 自炊を続けようと思ってもハードルが高いが、「自分を甘やかす」に重点を置いて取り組んでみると、キッチンに立つ時の心境が変わる。自分にとことん甘くなれる本書は、限界なあなたの悲鳴に寄り添う1冊でもある。

文=古川諭香

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